赤楽茶碗(あからくやきちゃわん)を高価買取!茶道具の査定ポイントを徹底解説!

1.赤楽茶碗を売りたいお客様へ

茶道の道具の中でも、最も身近で手に取りやすく、実用的に使用しても、飾っても茶碗は、骨董品の中でも特に人気が高いものです。中でも、赤楽茶碗は日本の伝統的な陶器の一種です。赤土を使用した赤楽茶碗は秀吉も好んだと言われる逸品で高額査定が期待できます。赤楽茶碗の査定ポイントをまとめましたので、ご自宅に赤楽茶碗をお持ちの方はご参考にされてください。

2.赤楽茶碗についての解説

茶道具の赤楽茶碗とは、楽焼と呼ばれる日本の伝統的な陶器の1種で、酸化鉄を含む赤土に鉛質の透明釉をかけて約800度の低温度で焼いたものです。赤楽とは言っても、実際は橙色のような色をしており、茶碗が多く残されています。焼き上げ中の温度の変化の妙によって生まれる色彩を愛でる美しい骨董品です。

3.赤楽茶碗の歴史

楽焼は桃山時代、中国の明時代の三彩陶を元に楽家初代長次郎によって始められました。長次郎の父にあたるのは、唐人の阿米也なる人物とされており、彼の作品は残されていませんが、この阿米也こそ三彩陶の手法を日本に伝えた者だと考えられています。長次郎の残した最も古いものは、1574年に作られた二彩獅子像です。

4.赤楽茶碗の代表作

  • 重要文化財 赤楽茶碗 銘 雪峯 本阿弥光悦作 江戸時代 畠山記念館
  • 重要文化財 赤楽茶碗 太郎坊長次郎作 桃山時代 今日庵蔵

5. 赤楽茶碗の買取査定ポイント

  • 汚れ・ホコリ・欠け・割れなどがないか
  • 状態が美しいものの方が価値が高い
  • 付属品の有無 共箱や説明文などが一緒に残っていると査定額アップ
  • 作者が分かっていたり、作陶された窯が分かると高評価
  • 作者が楽家の者である場合は超高額査定

6.赤楽茶碗の取引相場価格

赤楽茶碗の取引相場価格は、数千円から数十万円と幅広くなっております。例えば、楽家10代旦入の作の赤楽茶碗は50万円ほどの値がつきます。もし、共箱が残っていたら200万円はくだらないでしょう。楽家11代の作品でも30万円ほどの値段がつきます。楽家の者ではなくても、江戸時代の赤楽茶碗で10万円程度の高額査定です。そのため、しっかりとした鑑定眼を持った骨董店に査定を依頼するのが大切です。

7.赤楽茶碗の買取についてのまとめ

赤楽茶碗の見た目はボウルのような赤土の茶碗です。自宅に眠っている場合高額査定になる骨董品の可能性があります。ご自宅に不要なお赤楽茶碗をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。