鯉江 良二(こいえ りょうじ)を高価買取!陶芸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.鯉江良二を売りたいお客様へ

鯉江良二は、日本六古窯の一つに数えられる常滑焼の陶芸家です。常滑焼のもっとも進歩的な作家として知られており、国内のみならず世界的に活躍しています。右手にハンデを負いながらも、その轆轤成形技術は素晴らしく、優れた作品を次々に生み出していきました。また、鯉江良二の反戦・反核を題材にしたチェルノブイリシリーズは、陶芸界だけではなく現代アートシーンに大きな影響を与えました。

2.鯉江良二についての解説

常滑焼の作家として知られている鯉江良二ですが、その作品の中には現代美術のように前衛的なものが数多く存在します。特に、「マスク」や「土に還る」シリーズは、陶芸の枠を超えた作品です。端正な造形の壷からは轆轤成形技術の高さを伺い知ることができますが、鯉江良二の人柄を表すかのような大胆で豪快な作品も制作しています。鯉江良二は、高台のない茶椀を作ったり、細長い皿を分断して脚を付けたりするなど、伝統的な陶芸の世界に新鮮な驚きと刺激をもたらしたといえるでしょう。

3.鯉江良二の歴史

1938年、鯉江良二は常滑焼の産地である愛知県常滑市に生まれました。土管製造所のアルバイト中の事故で、右手の中指と薬指の第一関節から先を失います。1957年には日本タイルブロック社に入社するものの、その5年後には常滑市立陶芸研究所に入所して陶芸家の道を歩み始めます。1966年に独立し、右手に負ったハンデをバネにして精力的に作陶活動を行います。活動の場を日本国内に限らず、イタリアやイギリスの展覧会に作品を出品するほか、各国でワークショップを開くなど、世界的に活躍します。

4.鯉江良二の代表作や作者

『黒茶碗』 『自然釉茶碗』 『つちからつちへ』 『磁器延皿』

5.鯉江良二の買取査定ポイント

自らの作品に強いメッセージ性を持たせた鯉江良二は、市場需要の高い人気の陶芸家です。そんな鯉江良二の買取査定ポイントは、真作であることを証明できるかという点にあるといえるでしょう。端正な作品よりも、一癖も二癖もある存在感たっぷりの作品が多い鯉江良二ですから、贋作が出回っている可能性があります。しかし、査定に出す作品が真作であると証明できれば、査定額アップに繋がります。鯉江良二の作品を査定に出す場合には、鑑定書をはじめ、共箱や栞などが揃った状態が望ましいでしょう。
  • 真作であるか
  • 鑑定書が付いているか
  • 共箱や共布などが揃っているか

6.鯉江良二の買取相場価格

鯉江良二の買取相場価格は、約2万円から10万円ほどです。「設楽手鉢」は味わい深い風情がありますが、経年による汚れなどがあり保存状態はそれほど良くない作品です。こちらの作品は、共箱付きで約6万円で取引されました。また、引き出し黒と呼ばれている焼成方法で作られた「引出黒茶碗」は、漆黒の艶と迫力のある造形が魅力的な作品です。ごつごつした器の肌が味わい深く、手に取って触感を楽しみたくなるこちらの作品は、共箱・栞付きで5万6千円で取引されました。

7.鯉江良二の買取についてのまとめ

鯉江良二の作品は陶芸家としての枠にとらわれない作品が多く、自然体かつ強烈な個性を打ち出しています。人間国宝の認定を受けている訳ではないためか、鯉江良二の作品の買取相場価格はそれほど高くはありません。しかし、国内でも海外でも表現者として高く評価されていますから、鯉江良二の作品の市場需要は十分にあるといえるでしょう。もしも鯉江良二の作品を買取してもらいたいと考えているのであれば、真作であることを証明できるように鑑定書はもちろん、共箱なども揃えて査定に出しましょう。そうすることで、少しでも査定額アップに繋がります。