内田 鋼一（うちだ こういち）を高価買取！陶芸作家の査定ポイントを徹底解説！

1．内田鋼一を売りたいお客様へ

内田鋼一は、近代陶芸界を代表する陶芸家です。萬古焼（ばんこやき）を伝統工芸品としている三重県四日市市に窯を開いており、食器から大型のモニュメントまで制作し、幅広い作風で知られています。世界各国を旅して窯業産地を訪れ、現地で作陶活動を行ったり焼き物の研究をしたりするなど、グローバルな視野で陶芸にアプローチしているといえるでしょう。内田鋼一が作り出すシンプルかつ素朴な魅力に溢れた作品は、国内だけではなく国外でも高く評価されています。

2．内田鋼一についての解説

独学で焼き物の技術を習得した内田鋼一の作品は、プリミティブという言葉がぴったり当てはまります。思わず触れてみたくなるような、温かみのある質感が内田鋼一の作品の特徴になっています。その秘密は、その土地の土を作って作品を作ることにこだわっているからだといえるでしょう。また、加彩シリーズも内田鋼一の作品を特徴づけるものです。小石が混じってひび割れたかのような粗い白土の器は、朽ちていくものの侘しさの中にある美を表現しています。

3．内田鋼一の歴史

1969年に愛知県名古屋市に生まれた内田鋼一は、愛知県立瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科を修了します。世界各国を放浪し、その土地の技術と土で作陶を行い、独自の解釈で陶芸への理解を深めていきました。四日市の陶器工場に勤めた後、22歳で陶芸家として独立します。小さい頃からものづくりが好きだったという内田鋼一ですが、現在では食器だけではなくモニュメント制作を行ったり、萬古焼の美術館を作ったりするなど幅広くアートシーンで活躍しています。

4．内田鋼一の代表作や作者

『黒銅彩＆鉄錆彩壷』 『緑青彩箱花入』

5．内田鋼一の買取査定ポイント

内田鋼一は、現代陶芸家の中でも人気のある作家です。そんな内田鋼一の作品の買取査定ポイントは、鑑定書や共箱などの付属品が揃っているかどうかにあるといえるでしょう。作品名や作者名が記された箱書のある共箱が付いているなら、真作保証になるため査定額アップに繋がります。また、作品の種類によっても査定額に差が生じる場合があります。湯呑みと茶碗では、茶碗のほうが作品としての評価が高い傾向にあるので、提示される査定額も高くなります。

• 鑑定書は付いているか
• 共箱・共布などが付いているか
• 需要の高い作品かどうか

6．内田鋼一の買取相場価格

内田鋼一の作品の買取相場価格は、約2万円から30万円ほどとなっています。共箱付きで保存状態の良い内田鋼一の「藁灰釉雪雲」・「薄桜釉」・「白金彩月華」の3作品が一つのセットとして、30万円で取引されました。こちらは、それぞれ一貫して侘び寂びが感じられる作品ですが少しずつ趣きが異なり、3つ揃えて眺めていたくなるような素晴らしいセットです。また、「白金彩面取茶碗」は、共箱付きで7万円で取引されました。こちらのプラチナ色に輝く器は、面取り技法によって多面的な表面になっており、動きを感じさせる作品に仕上がっていてモダンな印象を与えます。

7．内田鋼一の買取についてのまとめ

陶芸家としてだけではなく、アーティストとして多方面で活躍する内田鋼一の作品は、彼の知名度が高まるに連れてこれから益々人気が出るといえるでしょう。もしも内田鋼一の作品を売りたいと考えているのであれば、作品を購入した際に一緒に付いてきた共箱や共布、栞なども揃った状態で査定を行ってもらいましょう。そうすることで、作品の価値がさらにアップし、さらなる高額査定を期待することができます。また、実際に使用していた作品であるなら、汚れやシミなどを取り除いてから査定に臨むようにしましょう。