彫刻(ちょうこく)を高価買取!伝統・工芸品の査定ポイントを徹底解説!
1. 彫刻を売りたいお客様へ
彫刻は、縄文時代から私たちのそばにあり、時に生活を助け、時に信仰の対象となり、時に芸術品として私たちの生活を彩ってくれる存在です。 モチーフとされるものは、仏像や神などの信仰の対象であり、動物、植物などと多岐にわたり、そのモチーフと素材との組み合わせに人の技術が加わって彫刻の価値が完成します。 大きなものでも、手のひらサイズのものでも、査定額が200万円を超えることも珍しくない彫刻品について査定ポイントをまとめましたので、ご自宅に彫刻をお持ちの方はぜひご参考にされてください。2. 彫刻についての解説
彫刻は日本の文化と歴史を語る上で欠かせない芸術のひとつです。 木や石、金属に加え、象牙や珊瑚などの自然の素材を、神仏や動植物などをかたどって削り出して仕上げる彫刻は、素材と人の技術によって生み出される唯一無比の芸術です。愛好家も多く、公園などの広い場所から、各家庭での装飾品として、古くから私たち日本人に身近にあった存在です。3. 彫刻の歴史
彫刻の歴史は古く、紀元前3世紀から縄文時代の縄文土器に始まり、弥生土器、古墳時代の埴輪と変化していきますが、飛鳥時代、中国から精巧な仏像が渡ってきて、その進んだ技術と美しさに日本に衝撃が走りました。そこから日本の彫刻はめざましい進化を遂げ、奈良・平安時代に彫刻の一つの到達点を迎えました。さらに鎌倉時代に入ると天才的仏師・運慶の登場によってまた進化を遂げます。 仏像と寺院の装飾とともに進化を続けた彫刻ですが、室町時代に入ると仏教の衰退とともに、芸術に重きが置かれるようになり、能面の登場によってまた別の時代が始まりました。4. 彫刻の代表作
『銅造阿弥陀如来坐像』鎌倉時代 鎌倉市高徳院 『銅造薬師如来及両脇侍像』奈良時代 薬師寺金堂5. 彫刻の買取査定ポイント
- 珊瑚・象牙・紫檀など素材に価値があるものは高額査定の可能性が高い
- 作者の知名度も重要。名工や人間国宝の作であれば最近のものでも高額査定
- 銅製の場合は、ずっしりと密度が高いかどうかが重要
- 小型のものの場合は、共箱、説明文、銘などがあると高額査定の可能性あり
- 汚れ・欠け・割れなどがないか。
6. 彫刻の取引相場価格
彫刻といってもさまざまなものが存在するので、一概には言えませんが、高額査定になる例として、現在赤い珊瑚は非常に人気です。天然本珊瑚に彫刻が施してある香炉は、250万円以上の価格になった事例があります。さらに、仏像も人気が高く、木彫りの仏像でも50万円から200万円ほどの価格がつくことも珍しくありません。能面も人気で、江戸時代の能面は80万円ほどの価格にになることもあります。また、一見ただの犬の銅像に20万円ほどの値がつくこともあります。7. 彫刻の買取についてのまとめ
彫刻は、興味のない人にとっては不要のオブジェですが、一部の愛好家にとっては垂涎の一品となることも少なくない芸術品です。素材・作者・技術・希少価値など、さまざまな点で鑑定すると思わぬものが高額査定になることがあります。ご自宅に彫刻をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。品物の取引相場価格を検索
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