江戸切子(えどきりこ)を高価買取!伝統・工芸品の査定ポイントを徹底解説!

1. 江戸切子を売りたいお客様へ

世界には様々にカットグラスが存在しますが、日本のカットグラスといえば、勿論真っ先に挙げられるのは江戸切子でしょう。 その鮮やかな色彩、モダンさとノスタルジーに満ちたその魅力は、今も昔も人をひきつけてやみません。 今回は、そんな江戸切子について、歴史なども交えながら査定のポイントについてまとめていきますので、ご自宅に江戸切子をお持ちの方はぜひご参考にされてください。

2. 江戸切子についての解説

江戸切子は、江東区のあたりで元々作られていた、江戸時代から連綿と続くカットグラスのことです。 特徴は、色層の厚さは薄いながら色鮮やかな色被せガラスを使用し、ガラスそのものの厚みも薄く作られている点です。

3. 江戸切子の歴史

江戸切子の始まりは、江戸時代、大伝馬町のビードロ職人、加賀屋が金剛砂を用いて作ったものが始まりと言われています。 それが、明治期に入り、殖産興業の一環として大きなガラス工場が作られたことや、当時最先端の技術を持っていたイギリスから招かれた、「お雇い外国人」のホープトマン氏による、アイルランドのカットグラス技術の導入により、大きな発展を遂げます。 また、鹿児島県で製造されていた薩摩切子が廃絶したことにより、その職人たちが技術とともに流入したことで、元は透明なガラスを使用していた江戸切子は、色被せガラスを使用する、現在のスタイルを確立しました。 太平洋戦争などでの苦難を乗り越え、その技は現在にまで受け継がれています。

4. 茶碗の代表作

現在の江戸切子は、薩摩切子で発達した色被せガラスの技法を取り込んだ、色鮮やかなものが主流になっておりますが、当初の江戸切子の姿である透きガラスをとどめたものとして、 「江戸切子小深皿(えどきりここぶかざら)」 江戸時代 江戸東京博物館所蔵 などがあります。

5. 江戸切子の買取査定ポイント

  • カットが美しく、美術的価値の高いものは高額査定。
  • 初期の透きガラスで制作されたものは、歴史的価値が非常に高いです。
  • キズや欠けがなく、完全な状態であると査定も高くなります。
  • 文様などが現代でも人気のあるものですと、価格も高くなりやすいです。
  • 化粧箱などがそのまま残っていれば、付加価値が上がります。

6. 江戸切子の取引相場価格

江戸切子は現在も制作されておりますが、現代の商品でも高値で取引されており、人気の高い品です。 大きさなどにもよりますが、数千円から数万円での取引が主になります。

7. 江戸切子の買取についてのまとめ

江戸切子は、かつては「外貨獲得の戦士」などとも呼ばれたこともあり、国外でも高い人気のある品で、取引が活発に行われております。 江戸切子は、人々の生活とともに歩み、発達してきた文化であり、食器は使われてこそ輝くものです。 ご自宅に江戸切子をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。