熊野筆(くまのふで)を高価買取!伝統・工芸品の査定ポイントを徹底解説!

1. 熊野筆を売りたいお客様へ

学校の書道の授業などで、一度は皆様も筆を手に取られたことは有るのでは無いでしょうか? 日常の筆記具としての立場は、今となっては鉛筆やペンなどに利便性から取って代わられてしまいましたが、その鉛筆にすら『筆』の字が入っているように、元は筆記具と言えば筆でした。 そんな筆の中で、今回は日本のブランド筆として知られる「熊野筆」について、査定のポイント等をまとめましたので、ご自宅に熊野筆をお持ちの方はぜひご参考にされてください。

2. 熊野筆についての解説

熊野筆は、名前の通り、広島県安芸郡熊野町のあたりで生産された筆になります。愛知県の「豊橋筆」、奈良県の「奈良筆」、そして同じく広島県の「川尻筆」と並び称され、日本四大筆と呼ばれております。 その中でも熊野筆は、最大のシェアを占めており、川尻筆と合わせると、日本の筆のシェアの実に九割にものぼります。

3. 熊野筆の歴史

筆は、元々全国のあちこちで生産されていました。しかし、熊野が現在のような筆の一大産地となり、全国に知られるようになったのには、生産工程における一つのブレイクスルーがきっかけでした。 筆作りの工程の中に、穂先に使う毛を混ぜて均質にし、整えていく「混ぜ」という工程があります。その「混ぜ」は、一般的には「練り混ぜ」という水を使った作業がおこなわれていたのですが、熊野では「盆混ぜ」という乾いた状態で行う技法が発見されました。これにより、作業効率は10倍にもなり、熊野の筆は全国でもナンバーワンのシェアを占めるまでになったのです。 現在は筆記具としてだけでなく、化粧筆としても大きな需要があります。

4. 熊野筆の代表作

熊野筆はあくまで日用品であったため、刀などのように号がつくような事はありませんでした。 しかし、プロの書家の方が使うようなものは、軸の部分が象牙などの貴重品であったり、毛に希少品である白狸が使われていたりするため、大変に珍重されます。

5. 茶碗の買取査定ポイント

  • 未使用品のほうが高値になりやすいです。
  • 軸に仕様されている木材が黒檀などの希少木材であったり、象牙などの現在流通の少ない素材であると、それだけで価値があります。
  • 穂に使用されている毛が、高級品として知られる白狸であったり、コリンスキーと呼ばれるロシア産のイタチ毛であると、高い価値があります。
  • また、工程において「混ぜ」が、生産効率に劣る代わりにより美しく毛が揃う練り混ぜで生産されている場合も、価値が上がります。

6. 熊野筆の取引相場価格

熊野筆は、現在でも多数生産されておりますが、書道家向けに生産されたような高級筆は、使用済みであっても一本一万円以上で取引される場合があります。

7. 熊野筆の買取についてのまとめ

高級筆は「大切に使えば数十年使える」と言われております。中古であっても、状態が良ければ実用に堪えます。 に出されてはいかがでしょうか? ご自宅に不要な花台をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。