北村西望(きたむら せいぼう)を高価買取!彫刻作家の査定ポイントを徹底解説!

1. 北村西望を売りたいお客様へ

北村西望は1884年生まれた日本を代表する美術家の一人です。代表作に「長崎平和祈念像」があります。文化勲章受章、文化功労者顕彰、紺綬褒章受章など数々の賞を受賞しています。彫刻会では北村西望の功績をたたえ、同会展覧会の最優秀作品に「北村西望賞」の名を冠しています。人体像を得意とし、100歳をすぎても平和をテーマにした制作を続けたことでも知られてる作家です。 数々の文化的な作品を作り続けた北村西望の作品は、骨董買取においてもとても価値が高いものとされています。

2. 北村西望についての解説

北村西望は平和をテーマにした作品を数多く残した日本の彫刻家です。作品は常に高い評価を受けており、文化勲章受章、文化功労者顕彰、紺綬褒章受章など多くの賞を獲得しています。彼の名がさらに知られるようになったのは、大作「長崎平和祈念像」です。日本を代表する彫刻作品の1つであり、世界的にも高い評価を受けています。 また生まれ故郷でもある長崎県南有馬村(現南島原市)の名誉町民でもあり、町内には西望公園が設置されるなど地元にも貢献しています。

3. 北村西望の歴史

北村西望は1884年、長崎県南高来郡南有馬村(現・南島原市)に生まれます。1903年に京都市立美術工芸学校(現・京都市立銅駝美術工芸高等学校)入学し、後に親友であり同志となる彫刻家の建畠大夢らと出会います。その後はより研鑽をつむために東京美術学校は入学。しかし兵役となり、一旦美術活動を断念せざるを得なくなります。兵役終了後には本格的に美術活動を開始し、初期の代表作「怒涛」の制作を開始しました。この作品が文展で二等賞を獲得し、一躍北村西望の名を美術界へと広めることとなります。そして建畠大夢らと「八手会」を結成し、あらたな美術様式の研究を行いました。京美術学校塑造部教授、京都市立美術工芸学校教諭などを歴任後、1955年に5年がかりで長崎平和祈念像を完成させます。1987年104歳にて死去。

4. 北村西望の代表作や作者

「怒涛」      1915年 「晩鐘」      1916年 「長崎平和祈念像」 1955年

5. 北村西望の買取査定ポイント

まずは北村西望の真作であるかどうかが重要な査定ポイントです。また箱は残っているか、保存状態は良好かなどの一般的な骨董品の査定ポイントもあてはまります。 代表的な査定ポイント
  • 北村西望の真作であるか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けがない、箱が残っているかなど)
  • 大きさはどれくらいか

6. 北村西望の取引相場価格

彫刻作品は大きさや素材などで取引価格が大きくこ異なります。たとえば北村西望作「銀製虎置物」は約 38 cm×10 cm×21.5cm、重量5,090gで、約25万円の値がつきました。こちらは付属品や鑑定書などはついていません。 同じく銀製の「特大聖観音像」は高さ44cm、重量3,349gで約16万円となりました。こちらは箱付きで、経年による銀特有の変色や時代汚れなどがあります。

7. 北村西望の買取についてのまとめ

北村西望は文化勲章受章、文化功労者顕彰、紺綬褒章受章など数々の賞を受賞した日本を代表する彫刻家です。北村西望の代表作として有名なのは、長崎市平和公園に寄贈された「平和祈念像」です。こちらは世界的にも高く評価されています。 100歳を超えても平和をテーマに制作を続けていたと言われています。その功績から、日本彫刻会の展覧会での最優秀作品に「北村西望賞」の名が冠されることでも有名です。 今もなお高い評価を受けている彫刻家であり、真作であれば高額査定の可能性もあります。