骨董品の価値を調べる方法は?価値のあるものを見極めるための4つのポイント

1.わかりにくい骨董品の価値

骨董品に興味がない方にとって、骨董品の価値はわかりづらいもの。ただの古い品物にしか見えないものに価値があることを不思議に思うこともあるでしょう。 「自宅にあったものを鑑定に出したら、非常に価値のある品物だった」というケースも少なくありません。 確かに、「骨董品」には思わぬ価値がある場合があります。ガラクタだと思っていたものが、実はとんでもないお宝だったなんてこともしばしば。 しかし、古い品物すべてに価値があるかといえば、そういうわけではありません。 価値がわかりづらい骨董品ですが、骨董品の中にも価値があるものと価値のないものが存在します。そこで、骨董品の価値がどうやって決まるのかについてご紹介します。

2.骨董品の価値を決める4つのポイント

ピンからキリまで、さまざまな価値のものが存在する骨董品。 骨董品の知識を持たない方にとって、価値の高いものか価値の低いものかを見極めるのは非常に難しいことです。しかし、ポイントさえ押さえるなら、素人の方でも価値の高い骨董品かどうかがある程度わかるようになります。 骨董品の価値がわかるようになれば、売却するときに足元を見られて買い叩かれるリスクを軽減できます。 骨董品の中でも価値のあるものを見極めるために、下記の4つのポイントに注目できます。

2-1.古い骨董品は価値が高い場合が多い

価値のある骨董品は、古い物が多いといわれています。必ずしも「古ければ価値がある」というわけではありませんが、制作年数が古い骨董品は一般的に希少価値が高くなります。 希少価値が高いということは、骨董品としての価値も高いということです。 例えば、100年前の作品と200年前の作品を比べると、200年前の作品が現存している可能性は少ないでしょう。作品の状態にもよりますが、100年前と200年前の作品であれば、現存数が少ない200年前の作品のほうが骨董品としての価値が高くなります。 ですから、骨董品の価値を知りたいときには、まずその作品がどれほど古い物なのかを調べる必要があるでしょう。 骨董品の制作年数を知るのに、作家や制作年が記載されている箱書き、もしくは共箱などの付属品が手がかりになる場合もあります。 そのほか、作品の特徴を調べたり、絵具の成分を分析するなど科学的な鑑定を行ったりすることで骨董品がどれほど古い物かを知ることができます。

2-2.著名な作者の作品は価値が高い

骨董品の価値が高いかどうかは、その作品が有名な作者の手によるものかどうかにかかっています。 例えば、よく似た陶磁器が2点あったとしましょう。どちらも同じほど素晴らしい作品ですが、一方はまったく無名の作家の作品で、他方は日本の近代陶芸界の先駆者として知られている板谷波山の作品だとします。 見た目はほぼ同じに見えるにもかかわらず、骨董品の価値という点では、板谷波山の作品のほうが価値が高いものとみなされます。 この例からもわかるように、「作者=ブランド」です。洋服でもバッグでも、ブランド物はネームバリューがあるためブランド物ではないものと比べると高額になりますが、骨董品の世界でも同じことがいえます。 どんなに素晴らしい作品でもネームバリューがないものは、骨董品としての評価は低くなります。反対に、あまりできの良い作品ではなかったとしても、ネームバリューがあれば高い評価が下されるといったことも起こり得ます。 また、作者の知名度が高ければ高いほど、骨董品の価値も高くなる傾向にあります。しかしながら、一般的に有名ではない作家だったとしても、骨董品や古美術の業界では人気作家である場合も少なくありません。 ですから、自分がよく知らない作家の作品を、「価値が低い」とすぐに決めつけてしまうのは危険だといえるでしょう。

2-3.高価な素材でできた作品は価値が高い

価値の高い骨董品を見分ける際には、素材に注目しましょう。素材そのものが高い価値を持っているなら、有名な作家の作品ではなかったとしても価値のある骨董品とみなされます。 もちろん、名の知れた作家の作品で、なおかつ高価な素材で制作されていた場合には、さらに価値が高まるでしょう。 価値のある素材として、金や銀のほか、サンゴや象牙、翡翠などが挙げられます。基本的に希少価値が高い素材で制作された作品であれば、骨董品の価値も高いと考えて間違いありません。 また、価値が高いことで知られている素材でも、それぞれの種類により品質や希少価値が異なります。 サンゴを例に取り上げることができますが、ひと言にサンゴといってもその種類はさまざまです。宝石に使用されるサンゴとしては、赤サンゴ・桃サンゴ・白サンゴ・深海サンゴ・地中海サンゴなどの種類があります。 赤サンゴの中でも特に色の濃いサンゴを「血赤サンゴ」と呼びますが、高知県の土佐湾で採れる「血赤サンゴ」は世界でももっとも希少価値が高いといわれています。 そのため、サンゴが素材として使用されている骨董品の中でも、希少価値の高い高知県産の「血赤サンゴ」を使った作品は、ほかのサンゴが使用されている骨董品と比べてはるかに価値が高いものとみなされます。 また、翡翠は古代中国やインカ帝国で金よりも高価なものとされており、日本においても高く評価されています。 翡翠は硬玉(ジェイダイト)と軟玉(ネフライト)に分けることができますが、似ているように見えても実はそれぞれ別の鉱物で価値も大きく異なります。 翡翠の価値は、ジェイダイトと呼ばれる硬玉のほうが高く、さらに色合いの濃さや透明度、傷や色むらの有無で価値が決まります。 ジェイダイトの中でも、琅玕(ろうかん)と呼ばれる翡翠は希少価値が高く、最高級の翡翠として知られています。 ですから、高い価値を持つ翡翠を使って作られている骨董品も、有名な作家のものでなかったとしても高い価値のあるものと認められます。  

2-4.作り方で価値が変わる骨董品

骨董品の価値には、作り方も関係します。やきものであれば焼き方や塗り方、装飾技法などにより、価値が変わってきます。 例えば、有田焼には「鍋島」と「古伊万里」、「柿右衛門」といった3つの様式があります。 それぞれに名品が存在しますが、長い年月の中で忘れ去られた技法である「濁手(にごしで)」の復元に成功した「柿右衛門」は、極めて高い価値を持つことで知られています。 国の重要無形文化財に指定されている「濁手」は素地調合が難しく、焼成条件も厳しいものです。そのため、現在においても「濁手」の作品は、高く評価されています。 このように、同じ有田焼でも様式や技法で価値が変わってきます。骨董品の価値を見極めようと思うなら、どのような作り方がされているのかに注目することができるでしょう。

3.まとめ

骨董品の価値を見極めるためのポイントについてご紹介しました。年代や作家だけではなく、素材や作り方にも注目することで、価値のあるものかどうかを知ることができます。ただし、正確な価値を知りたいのであれば、鑑定や査定に出したほうが良いでしょう。買取コネクトをご利用いただけば、優良買取業者の買取査定金額を複数社で比較することができます。