オールドノリタケを高価買取!洋食器の査定ポイントを徹底解説!

1. オールドノリタケの食器を売りたいお客様へ

日本人であれば誰もが知る陶器メーカーの「ノリタケ」。現在でも高級陶器を製造・販売していますが、1800年代末から第二次世界大戦前後まで、ノリタケの全身である日本陶器と森村組によって制作されたものは「オールドノリタケ」と呼ばれ、骨董愛好家の人気が非常に高いコレクターズアイテムとなっています。オールドノリタケの食器の査定ポイントをまとめましたので、ご自宅にオールドノリタケの食器の食器をお持ちの方はぜひご参考にされてください。

2. オールドノリタケの食器についての解説

オールドノリタケとは1800年代から第二次世界大戦前後の頃、ノリタケの全身である森村組と日本陶器によって製造されアメリカへ輸出された装飾品の総称です。中にはテーブルウェアはもちろん、花瓶や壺、陶製人形、置物などがありました。 オールドノリタケは大きく2つに分類することができます。一つは1885年(明治18年)から1935年頃にアメリカ合衆国へ輸出された、日本的なデザインを含んだアールヌーボー的西洋絵画風のもの。もう一つが、1922年頃、大正末期から1929年の昭和初期までの短い間に流行した、アール・デコのグループです。 後者のアール・デコは、それまでのオールドノリタケのような高級な装飾は一切なく、機械によって大量生産できるファンシーウェアが生産されていました。当時は大量生産で安価だったアール・デコ様式のオールドノリタケが、今やオールドノリタケの中でも最も人気が高いコレクターズアイテムとなっています。

3. オールドノリタケの食器の歴史

今のノリタケは1904年に設立されますが、ノリタケの歴史は実は1800年代から始まっていました。1876年、創業者の森村市左衛門は、弟の豊をニューヨークに派遣し、「モリムラブラザーズ」という輸入雑貨店を開き、日本のものを売っていました。そこでは、有田焼や清水焼きなどの純和風なデザインの陶器を売っていましたが、当時のアメリカでは食器は真っ白でないといけないとされており、そのために当時日本ではまだ存在しなかった白い生地の磁器を作り始めたのが、ノリタケの始まりです。

4. オールドノリタケの食器の代表作

「セダン」第1号ディナーセット ノリタケの森ミュージアム蔵

5. オールドノリタケの食器の買取査定ポイント

  • 一見チープにも見えるアール・デコ風のものが実は高額査定になりやすいです。
  • 店頭用非売品陶器人形は超高額査定の可能性あり
  • 汚れ・欠け・割れなどがないか。
  • カップアンドソーサーなどはフルセットで査定へ
  • 食器類はフルセットでないと査定が大幅に下がることも。
  • 販売時の共箱があると査定額アップ

6. オールドノリタケの食器の取引相場価格

オールドノリタケの食器類の取引相場価格は1万円前後となっていますが、中には驚きの高額査定になるものがあります。 例えば、非売品の店舗用陶器人形(当時の社名日本陶器が書いてあるもの)だと40万円ほどの価格に。アール・デコの女性が描かれた飾り皿や花瓶は15万円前後の価格がつくことがあります。

7. オールドノリタケの食器の買取についてのまとめ

高級陶器メーカーのノリタケが初期に制作したアール・デコ風の装飾のものはかなりの高額査定が期待できます。そのほかに「日本陶器」などと書かれた陶磁器をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。