セーブル(Sevres)を高価買取!洋食器の査定ポイントを徹底解説!

1. セーブルの食器を売りたいお客様へ

セーブル(Sevres)はフランスのパリ近郊のセーヌ川に面した地域で作られる磁器の総称です。サントリー美術館で、2018年1月まで「フランス宮廷の磁器 セーブル(Sevres)、創造の300」展が行われて話題にもなり、現在価格が高騰している磁器でもあります。今回はセーブル(Sevres)の食器の査定ポイントをまとめましたので、ご自宅にセーブル(Sevres)の食器の食器をお持ちの方はぜひご参考にされてください。

2. セーブルの食器についての解説

初期のセーブル(Sevres)は、ロココ調の絵画表現による装飾が最大の特徴で、皿一枚が絵画並みに高級な磁器でした。そのため、フランスの磁器生産技術は発展し、量産磁器としてリモージュが誕生したのです。 初期のセーブル(Sevres)の中で知られていたのは、「ブルドロワ(王の青)」と「ロゼデュポンパドール(ポンパドールの薔薇色)」と呼ばれた釉薬。 現在でも、セーブル(Sevres)にとって青とローズは特別な色で、高値で取引されています。

3. セーブルの食器の歴史

セーブル(Sevres)は、17世紀にドイツで誕生したマイセンに追いつこうと、フランスが国を挙げて作り出した磁器メーカーです。 1738年、パリの東端のヴァンセーヌに窯を構えたあと、時の王ルイ15世や、ポンパドゥール夫人の出資を受けて、パリとヴェルサイユ宮殿の間のセーブル(Sevres)の町に移り、王立窯となりました。フランス革命で破壊されますが、ナポレオン1世によって復興され、国立セーブル(Sevres)陶磁器製作所となって現在に至ります。

4. セーブルの食器の代表作

マリー・アントワネットに捧げられた「乳房のボウル」 ルイ15世のための「ブルー・セレストのセルヴィス」 「スカーフダンス」パリ万博出展作品

5. セーブルの食器の買取査定ポイント

  • 「ブルドロワ(王者の青)」が使われているものは超高額査定
  • ロココ調の装飾のものは高額査定の可能性あり
  • セーブル(Sevres)磁器が使われた置き時計は高額査定になることも
  • 汚れ・欠け・割れなどがないか。
  • カップアンドソーサーなどはフルセットで査定へ
  • 食器類はフルセットでないと査定が大幅に下がることも。
  • 販売時の共箱があると査定額アップ

6. セーブルの食器の取引相場価格

セーブル(Sevres)食器の取引相場価格は1万円前後となっていますが、作られた時代が古かったり、美しい装飾が施されているものは高額査定の可能性が高くなります。例えばヴィンテージのセーブル(Sevres)で、王様の青が使われている大型蓋物は8万円ほどの査定になることもあります。

7. セーブルの食器の買取についてのまとめ

ルイ15世、ポンパドゥール夫人、マリー・アントワネット、ナポレオンなど歴史上の人物が多く関わって歴史に花を添えてきたセーブル(Sevres)窯。時代を超えて愛される名品が多数存在し、国内外で高額取引がされています。 ご自宅に不要なセーブル(Sevres)の食器をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。