筆(ふで)を高価買取!書道具の査定ポイントを徹底解説!

1. 筆(ふで)を売りたいお客様へ

筆とは、毛の束を軸の先端につけた道具です。毛筆ともいいます。毛の部分(穂)に墨をつけることで、文字を書くために使用します。穂の長さにより、長鋒・中鋒・短鋒の3種類に分けることができます。 筆などの文房具は古くから中国などでも愛玩されていました。しかし筆は実用的な道具のため、あまり骨董的な価値がないのでお値段がつきにくくなっています。

2. 筆(ふで)についての解説

書道に使う筆は、長鋒・中鋒・短鋒によって分けられ太さによって号数が決められています。太筆は穂を全ておろして使用し、細筆は穂先だけをおろして使用することが多くなっています。 毛筆の材料も様々で、馬・羊・狸・イタチ・猫などがあります。また混ぜ方によってもかわり、毛の固さによって剛毛・柔毛・兼毛に分けることができます。書体などによって筆を使い分けるのが一般的です。また筆は唐筆(中国)と和筆(日本)に分けることができます。 日本で有名な産地は奈良県、広島県、愛知県などがあります。

3. 筆(ふで)の歴史

現在のような獣毛を使った筆ができたのは中国の秦時代だとされています。当時の将軍であった蒙恬が管を枯れ木、柱を鹿毛、被を羊毛で作った筆を始皇帝に献上したものが筆の始まりと言われています。 日本へ筆が伝来したのは、大和時代です。その後弘法大師が唐に渡った際に筆の製法を取得したのが日本で広まったとされています。現存する最古の筆は、正倉院にある「天平筆」と言われています。そして平安時代に日本独自の改良が加えられ、製筆技術は進歩を遂げました。この事に確立した製法の筆は、江戸末期頃まで使われています。 江戸末期から明治時代にかけては、中国より穂に芯を入れない水筆の製法が伝わったことによりそれが急速に普及していきました。それが今日でも使われている筆です。

4. 筆(ふで)の代表作や作者

  • 天平筆      正倉院蔵
  • 武林卲芝厳筆荘  工房
  • 李鼎和      工房

5. 筆の買取査定ポイント

どの時代、どの工房で作られたかが重要な査定ポイントとなります。また保存状態が良く、他の書道具(硯・墨など)とセットになっていればより査定額が上がる可能性があります。 代表的な査定ポイント
  • どの時代、どの工房作られたか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 作者の署名や印があるか
  • 保存状態は良好か(他の書道具とセットになっているか、箱が残っているかなど)

6. 筆(ふで)の取引相場価格

筆は実用的な品物のため、骨董品としての相場は高くありません。しかし筆管や箱の部分に細かい細工が施されていたりするものは価格が高くなります。 たとえば箱に漢詩の螺鈿細工が施された「文房筆凾」には約20万円の値がつきました。こちらは様々なサイズの筆が10本と、黒漆の螺鈿細工の箱はついた価格です。 また筆2本と箱に蒔絵が施された硯箱には約6万円です。こちらは筆の価格よりは蒔絵が施された箱が高く評価されたものと思われます。 やはり筆単体よりは箱などが一緒になっている方が、高値が付く傾向にあります。

7. 筆(ふで)の買取についてのまとめ

筆は現在でも使用されている身近な文房具です。その発祥は4,500年前の中国、秦の時代だとされています。日本へは大和時代に伝来し、平安時代に急速に進歩を遂げました。現在のような筆の姿になったのは、江戸時代末期から明治にかけてだと言われています。 日常的に使う実用品のため、骨董品としての価値はつきにくいですが、工房や年代、箱の細工などのよっては高額査定になる可能性もあります。