和紙(わし)を高価買取!書道具の査定ポイントを徹底解説!

1. 和紙(わし)を売りたいお客様へ

和紙とは日本の伝統的な紙すき手法で作られた紙のことです。代表的な原料として「楮(こうぞ)」、「雁皮(がんぴ)」、「三椏(みつまた)」の3種類が挙げられます。和紙は柔軟性と強度を持ち合わせており、独特の風合いを持っているのが特徴です。書道では主に半紙や画仙紙が使われます。 和紙の中でも「石州半紙」や「本美濃紙」、「細川紙」は無形文化遺産に登録され、未使用のものであれば買取も行われています。

2. 和紙(わし)についての解説

和紙は日本古来の紙で、薄くても柔軟性があり寿命が比較的長いのが特徴です。そのため和紙は世界中で文化財の修復にも使われています。またその特性を利用して日本画用や木版画用、そして書道用に適しており様々な用途で使われるようになりました。 原料には楮、雁皮、三椏、麻などが使われています。楮は繊維が強靭で、雁皮は最高品とされています。しかし栽培が難しいため、野生のものから採取しており大変貴重なものとなっています。 産地や原料によって様々な和紙が生み出されており、2014年には「石州半紙」、「本美濃紙」、「細川紙」はユネスコによって無形文化遺産に登録されました。

3. 和紙(わし)の歴史

日本での紙作りの始まりには諸説あります。大きく分けると日本で独自に紙すきが始まったという説と、渡来人により伝来したという説です。また時期も諸説あるためはっきりとはしませんが早くて3~4世紀頃ではないかと言われています。 5世紀になると「日本書紀」に記録が残り、6世紀になると渡来人が日本で紙を作ったと推測される記録が記されています。このころには仏教が伝来しており、百済の製紙技術が持ち込まれたとされます。そして奈良時代になると本格的な紙の国産化が始まりました。しかしまだまだ紙は高級品だったため、日常で使用されることは稀でした。 平安時代後期になると紙の製造を行う紙屋院が設立され、流し漉きが確立されたため、和紙が大量生産されるようになりました。そのため手紙にも和紙が使われるようになります。 またこの平安時代の規格の半分なので「半紙」と呼び、習字に用いるようになったのは明治時代になってからだとされます。

4. 和紙の代表作や作者

  • 本美濃紙  岐阜県
  • 石州半紙  島根県
  • 細川紙   埼玉県
  • 土佐和紙  高知県

5. 和紙(わし)の買取査定ポイント

和紙は未使用で保存狀態が良いかどうかが重要です。また楮や雁皮など貴重な原料を使ったものや、文化遺産に登録された和紙などは査定額が上がる傾向にあります。 代表的な査定ポイント
  • どの時代、どの産地で作られているか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 保存状態は良好か(シミやシワなどの汚れがない、箱が残っているかなど)
  • 数はまとまってあるか

6. 和紙(わし)の取引相場価格

書道具に使う和紙ですと、ある程度まとまった数がある方が値が付きやすくなっています。 例えば戦前の古い和紙(4.08g)には、約45,000円の値がつきました。こちらは手漉き和紙で約縦43cm ×横32cm、積み上げた高さ15cm江戸時代から続く書店から発見されています。 また書道具の中でも和紙は国産のものの方が人気があります。そのため未開封で合計200枚、総重量6.1kg、中国製の「紅星」という和紙には、約36,000円の値がついています。

7. 和紙(わし)の買取についてのまとめ

和紙は日本の伝統的な紙のことです。楮、麻、三椏、雁皮、壇、苦参などから作られており、その中でも楮や雁皮などは高級品として人気があります。柔軟性があり強靭ならため、書道具としてのみならず、日本画用紙、木版画用紙などとしても使用されます。また文化財の修復にも日本の和紙が使用されています。 そんな和紙は未使用のもので、ある程度まとまった数があれば高額査定の可能性もあります。