千住博(せんじゅ ひろし)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.千住博の作品を売りたいお客様へ

千住博は、ニューヨーク在住の日本画家です。日本画の存在や技法を世界に伝え、絵画作家としてだけではなくアートディレクターとして活躍したり、講演や著述活動をしたりするなど幅広い活動を行っています。千住博は、日本画の画材として知られている岩絵具に魅せられ、一貫して岩絵の具を用いた作品制作を行っています。芸術はコミュニケーションであるという信念に基づいて作品を制作しており、滝を描くのではなく滝の概念を表現した「ウォーターフォール」が高く評価されました。

2.千住博についての解説

国際的に高く評価されている千住博の日本画は、端正で秀麗な印象を与えます。絵を描くことを人間の本能によるものと捉えつつも、プリミティブな作品というよりはすっきりと洗練された印象を与える作品を制作しています。芸術に対して情熱的な姿勢を持ち続ける画家であるのに対し、千住博の作品はそれを鑑賞する人に「静」や「平穏」を分かつものとなっています。滝を得意とする千住博ですが、滝を描く際には滝の水が上から下に流れ落ちる様を絵の具を実際に流すことによって表現しました。千住博は湿気をはじめ、気温や空気の流れによって発色が変化する岩絵の具を用いて新しい技法を模索し、日本画の無限の可能性に挑戦しています。

3.千住博の歴史

千住博は、1958年に東京都で生まれます。幼い頃から絵を描くことが好きだったものの、千住博が本格的に画家を目指そうと考えはじめたんは慶応義塾高等学校時代からでした。1978年に東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻に入学し、卒業後は風景をモチーフに創作活動を行います。1993年にニューヨークで行った個展が好評を博し、米美術誌「ギャラリーガイド」の表紙を飾ります。1995年には、第46回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品した滝の絵で東洋人として初の名誉賞を受賞しました。大徳寺の襖絵制作を依頼され、30代の若さで大作を完成させます。

4.千住博の代表作品

「フォーリングカラー」 「朝光」 「ウォーターフォール」 「法隆寺朝景」 「水辺の朝」

5.千住博の買取査定ポイント

幻想的な千住博の作品の買取査定ポイントとして、人気の高い作品か、画家本人のサインや落款があるかどうかという点が挙げられます。また、作品を保管する箱や作品名が記載された共シールなどが付いていることも、査定額を左右するでしょう。洗練された作品が多い絵画作家ですから、作品の保存状態も査定額に大きな影響を与えます。カビやシミはもちろん、経年劣化による色あせや擦れなどがない状態であれば、高額で取引される可能性があるでしょう。
  • 人気のある作品か
  • 真作かどうか
  • 保存状態が良いか
  • 箱などの付属品が付いているか

6.千住博の買取相場価格

千住博の作品の買取相場価格は、約4万円から60万円となっています。タトウ箱と黄袋付きの「フォーリングカラーRED」は、およそ30万円で取引されました。こちらの作品は千住博の直筆サインが入っており、真作と証明されたものです。保存状態も良かったことが、査定額に反映されたといえるでしょう。そのほか、ロイヤルコペンハーゲンの100部限定の陶版画「ウォーターフォール」は、タトウ箱付で約26万円で取引されました。

7.千住博の買取についてのまとめ

千住博は、国内外で高く評価されている人気絵画作家です。千住博の作品を売りたいと思っているのなら、保存状態の良さや付属品が揃っているかを確認しておきましょう。彼の代表作である滝の絵などは、特に人気があるため高額査定を期待できます。さらに、鑑定書が付いており真作証明ができた作品であれば、版画でも高額で売却できるでしょう。