中島千波（なかじま　ちなみ）を高価買取！絵画作家の査定ポイントを徹底解説！

1．中島千波を売りたいお客様へ

中島千波は、昭和から平成にかけて活躍している日本画の絵画作家です。東京藝術大学在学中に院展にて初入選を果たし、以降次々と受賞を重ねていきます。桜や牡丹などの花鳥画だけでなく人物画の作品も制作し、これをシリーズとしてライフワークにしています。本物よりも本物らしく、生き生きと描かれた花は、中島千波の確かなデッサン力の賜物といえるでしょう。新聞や雑誌の挿絵や表紙絵などの仕事も精力的にこなす中島千波は、多くのファンを持つ絵画作家です。

2．中島千波についての解説

花の絵の名手として知られている中島千波。儚く散ってしまう花に永遠の美を与える絵画作家として、これまで数多くの作品を制作してきました。大学在籍中にシュールレアリスムに傾倒したこともある中島千波ですが、その影響は人間の存在について描いた人物画シリーズに見て取ることができるでしょう。また、中島千波自ら集めた世界のおもちゃを描いた、「おもちゃ」シリーズも非常に人気があります。卓越したデッサン力を誇る中島千波は、必ず現地に赴き、一つのスケッチを3時間かけて制作します。その場の空気や光までも再現した作品を制作するため、生き生きとした作品が完成します。

3．中島千波の歴史

1945年、中島千波は日本画家の中島清之の三男として生まれます。1965年には父親の後を追うように、東京藝術大学美術学部日本画科に入学し、在学中に第54回院展に初入選します。その後、院展だけにとどまらずさまざまな賞を受賞し、日本画の絵画作家として着実に地位を築いていきました。1987年からはNHKの「今日の料理」の表紙絵を担当するようになり、3年間表紙絵を描き続けました。また、新聞小説の挿絵を担当したり、テレビに日本画の講師として出演したりするなど多彩な活動を行っています。

4．中島千波の代表作品

「坪井の枝垂桜」1999年 「秋桜模様」2008年 「玉龍牡丹」2011年

5．中島千波の買取査定ポイント

中島千波の作品の買取査定ポイントは、保存状態の良さにあります。中島千波は日本画の人気作家ですから、作品の保存状態が良ければ良いほどコレクターたちに喜ばれるでしょう。日本画の保存に適切な温度は55％前後といわれていますから、湿気の多い場所での保管は避けましょう。どんなにお気に入りだった作品でも、壁に掛けっぱなしにしておくと経年劣化が激しくなります。もしも中島千波の作品を売却しようと考えているなら、保存状態を良好に保つためにも、しっかり保管しておくことをおすすめします。

• 保存状態は良いか
• 真作かどうか
• 共箱など付属品は揃っているか

6．中島千波の買取相場価格

中島千波の作品の買取相場価格は、約6万円から90万円ほどとなっています。月と鶴をモチーフにした幻想的な作品「月」は、約84万円で取引されています。1979年制作のこちらの作品は、黄袋とタトウ箱が付いた状態で出品されました。作品の保存状態の良さに加えて、1点ものの真筆作品だったため高額買取が可能になったといえるでしょう。また、大人気の桜を描いた「桜花」はシルクスクリーンの作品ですが、約28万円で取引されています。経年劣化によるシミと擦れが見られるものの、この作品は額縁裏の共シールによって真作保証がなされています。

7．中島千波の買取についてのまとめ

中島千波の作品は非常に人気が高く、売却するのも難しくはありません。ただし、高額買取を目指すのであれば、作品の保存状態の良好さと真作保証済みであることが欠かせないでしょう。真筆の場合は当然ですが、シルクスクリーンの作品も価値があります。シルクスクリーンだからとぞんざいに扱うのではなく、保存方法に気を配っておくなら高額買取を期待することができるでしょう。