小泉淳作(こいずみ じゅんさく)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.小泉淳作を売りたいお客様へ
小泉淳作は、神奈川県出身の日本画家です。絵画作家として活躍するほか、陶芸家としても作品を制作しました。小泉淳作はいずれの美術団体に所属することなく、独自の生命観を作品に描き続けた絵画作家です。大胆な構図と繊細な筆致から生まれた作品は、写実性に富んでおり、息を呑むほど素晴らしい傑作揃いだといえるでしょう。孤高の日本画家である小泉淳作は、5年間かけて奈良・東大寺本坊の襖絵を一人で完成させました。2.小泉淳作についての解説
静物画を得意とした小泉淳作は、日本画家として40代後半から50代の頃に注目を集めました。それ以前は商業デザインや陶芸の作品を多く制作しており、後に水墨画の作品を制作するようになって日本画家としての才能を開花させました。特に、唐宋画と呼ばれる中国の唐時代や宋時代の絵画に影響されます。山水画や花鳥画の様式が確立された宋時代の絵画のように、小泉淳作も独創的な自らの画風を確立しました。生涯「無所属」を貫き、自分の絵を追求した小泉淳作の作品からは、彼の絵に対する気迫と静かなる情熱を感じ取ることができるでしょう。3.小泉淳作の歴史
1924年、小泉淳作は神奈川県に生まれます。1941年には慶応義塾大学文学部予科に入学し、翌年に日本画家の常岡文亀に師事して絵を学びます。19歳の頃には文学部を中退して、東京美術学校日本画科に入学。戦争や闘病生活を経て、28歳のときに日本画科を卒業し、デザインや陶芸の道で糊口をしのぐ生活を送りました。その間も日本画を描いては作品を出品し、45歳で初の個展を開きます。小泉淳作は70代のときに建仁寺や建長寺の天井画を制作したほか、80代に入ってからは東大寺本坊に襖絵を奉納しました。4.小泉淳作の代表作品
「奥伊豆風景」1977年 「山を切る道」1977年 「雲龍図」(建長寺)2000年 「双龍図」(建仁寺)2001年 「東大寺別当清水公照師像」1984年5.小泉淳作の買取査定ポイント
小泉淳作の作品の買取査定ポイントは、真作であるかどうかという点にあります。どこの美術団体にも所属していなかった絵画作家の作品は、往々にして鑑定しにくいという問題点があります。そのため、無所属を貫いた小泉淳作の作品も、真作証明が難しいといえるでしょう。人気のある絵画作家でありながら、小泉淳作の作品はそれほど高額で取引されているわけではありません。その理由には、真贋の見極めが難しいことが影響しているのかもしれません。もしも小泉淳作の作品を売却しようとお考えなら、東京美術倶楽部鑑定委員会の鑑定書を発行してもらうことで、真作証明を行うことができるでしょう。- 真作かどうか
- 鑑定書は付いているか
6.小泉淳作の買取相場価格
小泉淳作の作品の買取相場価格は、約2万円から10万円ほどとなっています。エッチングの作品「虎の仔」は、約4万円で取引されました。画家によるサインと共シール付きのこちらの作品は、保存状態が比較的良好な状態で出品されていました。また、「蕪」と題された作品は、2万円で取引されています。この作品は黄袋とタトウ箱付き、さらに作品に直筆サイン入りの状態で出品されています。7.小泉淳作の買取についてのまとめ
技法よりも、魂が籠った絵を描くことに焦点を置いて作品制作を行った小泉淳作。彼の作品には日本画だけではなく、エッチングなどの作品も存在しています。日本画家として注目を集めたのは遅かったものの、偉大な作品を残しています。小泉淳作の作品は人気がありますが、査定額をさらにアップさせたいと思うのであれば鑑定書を発行してもらうようにしましょう。真作証明済みの作品であれば、高額査定を期待できます。品物の取引相場価格を検索
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