今井俊満(いまい としみつ)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.今井俊満を売りたいお客様へ
今井俊満は、パリを拠点に活動した洋画の絵画作家です。抽象表現を主にするアンフォルメル運動に参加し、多数の抽象作品を制作しました。今井俊満は日本にアンフォルメルを紹介した絵画作家でもあり、世界的に高い評価を得ています。花鳥風月など伝統的な日本のモチーフをテーマした作品を制作したり、原爆・戦争をテーマにした作品で平和を訴えたりするなどの活動を行いました。1995年にはフランス政府からレジオン・ドヌール勲章、そして1997年にはフランス芸術文化勲章を受章しています。2.今井俊満についての解説
フランスを中心に、ヨーロッパで盛んになったアンフォルメル運動。その時代にパリに留学していた今井俊満は、当時盛んだった不定形絵画運動に大きな影響を受けました。初期の頃は赤を基調とした抽象画を描いていた今井俊満ですが、1980年代になってからは、日本の伝統的モチーフにアンフォルメルを融合させた作品を制作しました。さらに、原爆や戦争の悲惨さを浮き彫りにする作品を制作したり、90年代に入ってからはコギャルをテーマにした作品なども完成させます。幅広い題材を作品テーマに据えた今井俊満は、幅広い作風を有する異才を放つ絵画作家としてアートの世界に君臨しました。3.今井俊満の歴史
1928年、今井俊満は京都に生まれます。1950年に東京芸術大学美術学部油絵科で1年間油彩を学び、その2年後にはフランスに渡ります。1953年には現地の友人たちと展覧会や個展を開き、意欲的にアンフォルメルの作品を制作していきます。1970年の大阪万博においては、壁画やオブジェを制作しました。1980年からはニューヨークで創作活動に励みますが、1982年にはフランスのパリにあるポンピドゥー・センター内のアトリエに滞在して作品を制作しました。4.今井俊満の代表作品
「騎士」1961年 「春霞」1983年 「桜図」1992年 「武蔵野図」1992年 「冬図」1992年5.今井俊満の買取査定ポイント
今井俊満の作品の買取査定ポイントは、真作であるかどうかという点にあるといえるでしょう。幅広い画風で知られている今井俊満ですが、花鳥風月のシリーズとコギャルシリーズは大きな違いが見られます。抽象画の中でも、簡潔な筆致で描き上げらえた作品や単純なモチーフの作品は贋作が作られやすいといえるでしょう。今井俊満の作品の売却で高額査定を望むなら、真作保証が重要です。真作保証のためにも、査定の際には作品の付属品等すべて一緒に提出するように心掛けましょう。- 真作かどうか
- 付属品は付いているか
- 鑑定書もしくは保証書は付いているか
6.今井俊満の買取相場価格
今井俊満の作品の買取相場価格は、約4万円から30万円ほどとなっています。今井俊満の直筆画とされる「エロチカ」シリーズの中の1点は、約25万円で取引されていました。1999年に制作されたシリーズとされるこちらの作品は、右下に絵画作家のものと思われるサインが施されています。また、シルクスクリーンの作品である「紅葉賀」は、およそ8万円で取引されていました。こちらの作品は、保存箱と作家本人の直筆サインが施された状態で出品されていました。7.今井俊満の買取についてのまとめ
アンフォルメルの鬼才と呼ばれている今井俊満。彼の作品は現在でも多くの人々に支持されており、熱心なコレクターが存在します。今井俊満の作品の売却をお考えなら、真作保証ができるかどうかを確認しておきましょう。作品の種類や人気によって買取相場の価格は異なりますが、少しでも高額査定にしたいのなら作品の出どころを明らかにできるようにしておきましょう。真作であると証明することができるなら、査定額アップに繋がるでしょう。品物の取引相場価格を検索
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