森本草介(もりもと そうすけ)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.森本草介を売りたいお客様へ

森本草介は、昭和から平成にかけて活躍した洋画の絵画作家です。美を忠実に画面に再現した、写実的な作品が特徴となっています。まるで血が通って本当に生きているかのように描かれた人物画の作品や大自然の中の風のそよぎまで聞こえてきそうな風景画は、いずれも細密な描写が素晴らしく高く評価されています。寡作な絵画作家として知られており、彼の作品の多くは写実絵画専門美術館であるホキ美術館に収蔵されています。

2.森本草介に付いての解説

初期の頃の森本草介は、当時活躍していた多くの画家たちと同様に抽象画に傾倒していました。薄塗りを何度も繰り返して抽象画を描きましたが、自分の追い求める「美しさ」にそぐわないことに気が付きます。その後、美しいものをさらに美しく描く、写実的絵画に目覚めた森本草介は、ようやく自分の理想の芸術の形にたどり着きました。作品制作中はクラシック音楽を流していた森本草介の作品には、その旋律が流れているかのように優雅なものが多く、落ち着いた作品となっています。

3.森本草介の歴史

1937年、森本草介は朝鮮で生まれます。日本に帰国し、1958年に東京芸術大学絵画科油画専攻に進学しました。大学卒業後は助手になり、それと同時に自らの表現方法を探りながら作品制作を行います。1963年には国画会第37回展に作品を出品し、初入選を果たしました。さらに、1966年には国画賞を受賞し、辞職して作品制作に専念します。1969年からは静物画や風景画を細密な描写で描いて評価されますが、その10年後に美人画を描き始め、同じ女性モデルを使用した作品を数多く制作しました。

4.森本草介の代表作品

「牡丹」1997年 「横になるポーズ」1998年 「田園」2001年 「果物たちの宴」2001年 「光の方へ」2004年 「休日」2009年

5.森本草介の買取査定ポイント

森本草介の作品の買取査定ポイントは、作品の保存状態にあるといえます。リアリズムが特徴となっている森本草介の作品は、保存状態が良い作品のほうが作品の素晴らしさが一層伝わってくるでしょう。そのため、森本草介の作品を売ろうとお考えの場合には、作品のコンディションに気を配りましょう。油彩作品を適切に保存しなければ、絵具が剥げてしまったり、色褪せてしまったりする可能性があります。気をつけたい点として、直射日光を避けて作品を飾るほか、定期的に埃を払うことなども忘れないようにしましょう。また、真作であること、そして付属品がすべて揃っていることも重要な査定ポイントです。
  • 保存状態は良いか
  • 真作かどうか
  • 付属品は付いているか

6.森本草介の買取相場価格

森本草介の作品の買取相場価格は、約2万円から30万円ほどとなっています。「春の夢」という作品は、約24万円で取引されました。肉筆の油彩作品であるこの作品は、経年による劣化がほぼ見られず、保存状態の概ね良好な状態で出品されました。また、「まなざし」は2003年制作の作品とされていますが、約2万円で取引されています。こちらの作品は、肉筆の油彩画作品で真作として出品されていました。

7.森本草介の買取についてのまとめ

究極のリアリズムを追求した森本草介。彼の作品の中でも、女性が描かれた作品は大いに人気があります。美しいものだけを作品として描き、多くの人々の共感を得てきた森本草介の作品は、生きることへの賛歌をテーマに朽ちることのない美を保っています。もしも、森本草介の作品の売却を検討しているのであれば、作品中に描かれた美を楽しめるように作品の保存状態に十分注意するようにすべきでしょう。保存状態の良い作品であれば、高額査定に繋がりやすいため、査定前にコンディションをよく確認しておくことをおすすめします。