駒井哲郎(こまい てつろう)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.駒井哲郎を売りたいお客様へ
駒井哲郎は、東京出身の絵画作家です。油彩作品を制作するよりも銅版画の作品を多く制作し、銅版画家としてよく知られています。色彩版画の作品を制作することもありましたが、モノクロの銅版画の作品の数のほうがはるかに多く、抽象的な作品から写実的な作品まで優れた作品を残しました。幻想的な柔らかい雰囲気のエッチングの作品は特に人気で、銅版画がまだマイナーな日本美術界においてその地位向上に貢献しました。2.駒井哲郎についての解説
少年期に西洋の版画の世界に魅せられた駒井哲郎。19世紀のフランス人画家、ジャン=フランソワ・ミレーの版画作品に感動した駒井哲郎は、生涯に渡って版画制作を行うことになります。しかしながら、東京美術学校時代には油画科を学び、油彩作品もわずかながら制作しました。フランスに渡ってからは、彫刻刀で銅板に直接線を掘る技法を学びます。しかし、駒井哲郎の作品には薬品により銅板を腐食させるエッチング技法を使った作品のほうが圧倒的に多く、さまざまな趣向のエッチングによる作品を制作しました。初期の頃には写実的な作品、そして次第に自らの内面を表現するかのようなシュルレアリスム寄りの作品へと作風を変化させていきました。3.駒井哲郎の歴史
1920年、駒井哲郎は東京の製氷業者の家に生まれます。15歳の頃に日本エッチング研究所に通って技術を学びますが、1938年には東京美術学校油画科に進学します。1948年、第16回日本版画協会展に作品を出品し、初入選を果たします。国内外の展覧会に作品を出品するかたわら、1953年に初の個展を開きました。その翌年から1年間フランスに渡って、新しい版画技術の習得に努めます。1963年、東京藝術大学講師に就任。1972年には講師から教授に就任しました。銅版画の普及に身を砕いた駒井哲郎でしたが、わずか56歳という若さでこの世を去ります。4.駒井哲郎の代表作品
「束の間の幻影」1950年 「夢の扉」1950年 「ある空虚」1957年 「樹」1958年 「森の中の空地」1970年5.駒井哲郎の買取査定ポイント
駒井哲郎の作品の買取査定ポイントは、作品の保存状態の如何にあるといえます。どんなに人気のある作品でも、保存状態の如何によっては高額査定に届かない場合もあるでしょう。版画作品においては、中性から弱酸性の環境で保管すると良いといわれています。また、カビが生えないように時々虫干しをしたり、風を通したりなどする必要があるでしょう。ただし、空調機器の風が直接当たるのは好ましくないほか、色褪せや変色を防ぐために直射日光が作品に当たらないようにしましょう。- 保存状態は良いか
- 真作かどうか
6.駒井哲郎の買取相場価格
駒井哲郎の作品の買取相場価格は、約2万円から25万円となっています。果実をテーマにした作品「果實」は、およそ23万円で取引されました。タトウ箱付きで出品されていたこの作品は、駒井哲郎のモノクロームの世界を味わうことができる作品です。また、「大樹を見上げる魚」と題された作品は、およそ12万円で取引されました。この作品には絵画作家本人によるサインが施されており、額裏に画廊シールが付いた状態で出品されていました。7.駒井哲郎の買取についてのまとめ
浜口陽三のような派手さはないものの、落ち着いた作風と幻想的な作品が人気の駒井哲郎。日本国内の展覧会だけではなく、海外の展覧会へも積極的に出品しましたから、国内外にファンを有しています。彼の作品にはコレクターが存在するようですから、作品売却はそれほど難しくはないでしょう。高額査定を望むなら、作品の保存状態に気を配り、真作証明ができることやサインが施されている作品かどうかを確かめておく必要があります。品物の取引相場価格を検索
          
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