田崎広助(たさき ひろすけ)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.田崎広助を売りたいお客様へ

田崎広助は、福岡県生まれの洋画の絵画作家です。阿蘇山を描いたことがきっかけになり日本各地の山々を描き続け、山岳風景をモチーフにした作品を数多く制作しました。田崎広助の作品は大胆な構図と鮮やかな色彩が特徴で、素朴ながらも豪放さを感じさせる画風で知られています。晩年も山の絵を描き、特に富士山を題材に取り上げて赤富士の絵を描きました。

2.田崎広助についての解説

22歳で家族の反対を押し切って上京し、画家を志した田崎広助。小学校の図画教師として勤めるかたわら、坂本繁二郎に師事し絵を学びました。3年間のフランス留学ではセザンヌなど海外の絵画作家の影響を受けますが、西洋の影響が逆に自らの中の東洋の心を呼び覚ますきっかけとなりました。表面的な美を追い求めることなく、日本的な深い精神性を作品に反映しようと努めた田崎広助。そんな彼が絵のテーマに取り上げたのは、雄大な姿の日本の山々でした。人間のすべてのエネルギーを集めないと山を描くのは難しいと語った田崎広助の作品は、エネルギッシュで見る者を圧倒する迫力を備えています。

3.田崎広助の歴史

1898年、田崎広助は福岡県に生まれます。幼少の頃から絵に興味を持っており、雄大な大自然を対象に無心に絵を描く生活を送っていました。両親からは画家ではなく教師になることを期待され、師範学校に進学します。20歳の頃に小学校の教師に就任しつつも、独学で絵の技術を向上させようと作品制作に励みました。画家になることを諦めきれずに、とうとう上京して勘当されてしまいます。1932年にはシベリア経由でフランスに渡り、3年間現地で絵を学びました。1939年には美術団体・一水会の設立に参加し、その後日展審査員や評議員、理事を務めます。1975年には文化功労者に選ばれ、文化勲章を受章しました。

4.田崎広助の代表作品

「阿蘇山」 「海(博多湾)」 「桜島」 「山(宝満山)」 「松と朝顔」 「箱根の朱富士」

5.田崎広助の買取査定ポイント

田崎広助の作品の買取査定ポイントは、真作であると証明できるかどうかにあるといえるでしょう。山岳風景の作品が人気の田崎広助の作品は、一般財団法人田崎美術館の田崎広助鑑定登録会で鑑定してもらうことが可能です。膨大な資料をもとに適正かつ正確な鑑定を行う所定鑑定機関ですから、鑑定書を発行してもらうことができれば査定額が大きく跳ね上がることを期待できるでしょう。田崎美術館では毎月15日に鑑定が開催されており、随時作品を受け付けています。
  • 真作であるか
  • 鑑定書は付いているか

6.田崎広助の買取相場価格

田崎広助の作品の買取相場価格は、約15万円から100万円以上となっています。「箱根の朱富士」は、約100万円で取引されました。田崎広助の晩年の代名詞ともいえる「富士山」をテーマにしたこの作品は、キャンバス裏側にタイトルとサインが施されており、田崎広助鑑定登録会発行の鑑定書付きで出品されていました。また、なんともいえぬ色彩の妙が冴えわたる「浅間山(夏)」は、約50万円で取引されています。この作品は保存状態も良く、田崎広助鑑定登録会による鑑定書が付いています。

7.田崎広助の買取についてのまとめ

山に魅せられた絵画作家はたくさん存在しますが、田崎広助もそんな山や大自然に魅せられた絵画作家の一人に数え挙げられるでしょう。阿蘇山や桜島、そして富士山など雄大な景色を抒情豊かに描き上げ、大迫力の自然を相手にその美しさに負けない存在感を放つ作品を制作しました。国内で大変人気のある絵画作家の田崎広助の作品は、市場需要も高いため高額で買取取引される可能性が十分になります。