大藪雅孝(まさたか おやぶ)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.大藪雅孝を売りたいお客様へ
大藪雅孝は、ソウル生まれの日本画の絵画作家です。個展を中心に作品を発表し、まるで油彩画のように濃厚な密度の日本画を制作しました。大藪雅孝は絵画制作のほかにも彫刻や書、木彫や陶磁器などの作品制作を行い、多才さを世に知らしめました。幅広い画域を誇っており、それと同時に画材や技法も伝統にとらわれない柔軟性を反映した作品が作られました。混合技法、いわゆるミクストメディアによる日本画を制作した第一人者であり、芸術の土台と骨格はデザインにあると考えていた絵画作家です。2.大藪雅孝についての解説
従来の日本画の伝統にとらわれることなく、アクリル混合技法ミクストメディアを使って重厚さを感じさせる新感覚の日本画を完成させた大藪雅孝。作品のマチエールや画風は日本画の領域を超えるものですが、伝統的で古典的な日本画のように花鳥や風景など、身近なものを画題としている点では、確かに日本画の作品であるといえるでしょう。画業を50年間も続けた大藪雅孝ですが、特に属していた美術団体などは存在せず、個展を中心に作品を発表していました。3.大藪雅孝の歴史
1937年、大藪雅孝はソウルに生まれます。1942年、5歳のときに家族と共に帰国してからは、実家のあった香川県で育ちました。東京芸術大学美術学部に進学し、在学中に第22回新制作協会に作品を出品して入選を果たします。1960年に大学を卒業すると、安井賞候補新人展などに作品を出品します。しかし、1962年頃から個展を開催するようになり、それ以降は公募展への作品出品は控えるようになりました。1964年には東京芸術大学デザイン科助手に就任、後に講師として仕事を行うようになります。さらに助教授、そして東京芸術大学教授となり、後進の育成に励みました。4.大藪雅孝の代表作品
「春の陽」 「撫子」 「オーヴェールの教会」 「つつじ」 「猫」5.大藪雅孝の買取査定ポイント
大藪雅孝の作品の買取査定ポイントは、作品の種類にあるといえます。日本画にとどまらず、あらゆる分野にチャレンジした大藪雅孝は研究熱心な絵画作家だったといえるでしょう。そんな大藪雅孝ですから、作品の種類によって査定額は異なります。ミクストメディアによる日本画は人気ですが、大藪雅孝の作品の中には、そのほかにも墨絵や書などの作品が存在します。いずれにせよ、作品の保存状態には気を配るようにしましょう。保存状態の良い作品は高額査定に繋がりやすく、逆に保存状態の悪い作品は価値が下がる可能性があります。- 作品の種類
- 保存状態は良いか
- 真作かどうか
6.大藪雅孝の買取相場価格
大藪雅孝の作品の買取相場価格は、約5万円から70万円ほどとなっています。例えば、「扉53」と題された作品は、およそ70万円で取引されました。作品の状態が良いこの作品は2001年に制作されたものと見なされており、タトウ箱や黄袋のほか、大藪淳子鑑定証書が付いた状態で出品されていました。また、「笛ふく少女」と題された作品は3万円で取引されており、経年による劣化が見受けられる状態で出品されていました。この作品は、紙にペンと鉛筆で描かれた下図で、大藪雅孝がどのように作品を完成に導いたかを知ることができます。7.大藪雅孝の買取についてのまとめ
落ち着いた色彩と身近な画題を取り扱って描かれた大藪雅孝の作品は、現在も多くの人々に支持されています。昭和から平成にかけて活躍した大藪雅孝は、日本画の新たな可能性を引き出した絵画作家です。もしも大藪雅孝の作品の買取を希望しているのであれば、保存状態はもちろん、真作証明できるようにしておきましょう。そうすることで、作品の価値を高めて、高い査定額を提示してもらうことが可能になります。品物の取引相場価格を検索
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