李禹煥(リ・ウーファン)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.李禹煥を売りたいお客様へ
李禹煥は韓国生まれの絵画作家で、日本やヨーロッパを拠点に活躍しています。「もの派」の中心的人物として、日本の現代美術に大きな影響を及ぼしました。「点より」「線より」のシリーズは余白の絵画ともいわれており、「作る」という行為を最小限にとどめて制作されています。石や木といった素材に、ほとんど手を加えないで作品を発表する「もの派」をヨーロッパに紹介した李禹煥は、最小限の表現によって広大で無限の世界観を作り上げてきました。2.李禹煥についての解説
李禹煥の表現とは、芸術家と対象物の相互関係で成り立つもので、自分の思いを表すものではありません。そのため、見る人によって彼の作品の受け取り方は変わるでしょう。未知なるものと向き合い、試行錯誤の末に出来上がる作品は作者本人にも終着点がわからないものです。李禹煥の進化し続ける作品は、同じものでも見る時期によって感じ方が変わります。李禹煥の作品はシンプルだからこそ、おのおの自由に感じ取ることができ、そこに新たな自分を発見することができるでしょう。3.李禹煥の歴史
1936年、李禹煥は大韓民国に生まれます。1956年に大学を中退後、日本を訪れました。1961年、日本大学文理学部哲学科を卒業します。1970年には「もの派」の中心的人物として、立体作品や絵画制作に励みました。1971年には評論集「出会いを求めて」を出版し、国内のみならず海外の美術界に影響を与えます。1973年にはサンパウロ・ビエンナーレに作品を出品し、海外の展覧会に積極的に作品を出品していきます。2010年、香川県に初の個人美術館を開館。現在、多摩美術大学名誉教授として活動しています。4.李禹煥の代表作品
「点より」 「線より」 「風と共に」 「対話」 「照応」5.李禹煥の買取査定ポイント
李禹煥の作品の買取査定ポイントは、真作であるかどうか、そして作品の保存状態にあるといえるでしょう。世界的に有名な絵画作家だけに、李禹煥の作品には非常に価値があります。有名画家に贋作はつきものですから、李禹煥に関しても贋作が流通していると考えて間違いないでしょう。また、どんなに素晴らしい作品でも保存状態が悪ければ、査定額もそれなりのものになってしまいます。そのため、李禹煥の作品を売却しようとお考えなら、作品のコンディションに注意を払うようにしましょう。さらに、作品の種類によっても査定額は変わってくるでしょう。一般的に版画作品は油彩作品よりも価値が低いといわれていますが、リトグラフ作品でも作家の直筆サインが入っていれば高額査定を見込めるでしょう。- 真作かどうか
- 保存状態は良いか
- 作品の種類
- サインがあるか
6.李禹煥の買取相場価格
李禹煥の作品に買取相場価格は、約10万円から300万円ほどとなっています。2012年制作の作品「Correspondence」は、約30万円で取引されていました。このリトグラフ作品は限定250部発行のうちの1点です。また、同じくリトグラフ作品である無題の作品は、およそ23万円で取引されました。この作品は真贋不明ですが、保存状態が概ね良好な状態で出品されています。リトグラフ作品は、発行部数が少ないほうが価値が高いといわれています。また、絵画作家直筆のサインがあれば、さらに価値が高まります。オークションに出品されていたどちらの作品にもサインの有無は記載されていませんでしたが、高額で買取された場合には、サインがあると考えることができるかもしれません。7.李禹煥の買取についてのまとめ
世界を股にかけて活躍している李禹煥。現代美術家として人気を誇っており、彼の作品は高額で取引される傾向にあります。李禹煥の作品を売ろうとお考えの場合には、真作証明ができるかどうか、そして作品の保存状態に注意して査定に臨むようにしましょう。品物の取引相場価格を検索
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