有田焼（ありたやき）を高価買取！陶磁器の査定ポイントを徹底解説！

1. 有田焼を売りたいお客様へ

有田焼は佐賀県有田市周辺で作られている磁器です。美しい白地に繊細な青で文様が描かれたものが高評価に繋がります。また有名作家の作品や古い時代に作られたものですと高価買取の可能性もあります。 有田焼の買取査定ポイントを細かくまとめましたので、ご自宅に有田焼をお持ちの方はぜひご参考にされてください。

2. 有田焼についての解説

有田焼は佐賀県有田市を中心とする備前の国で生産された磁器の総称です。この地域で作られた製品は伊万里港から積み出されたので、このあたりで作られた伊万里焼・有田焼・波佐見焼なども含めて「伊万里焼」と呼ばれていました。鉄道が発達し、伊万里と有田が区別されるまでは、同じ磁器として扱われていたのです。そのため、現在「古伊万里」と呼ばれているものには有田焼も含まれます。伊万里焼では江戸中期よりも前のものを古伊万里と呼び、その中には、「初期伊万里」「古九谷様式」「柿右衛門様式」「金欄手様式」という様々な手法が含まれています。古伊万里のものだと特に、ツボや大皿などが人気で、白地に繊細な青で描かれたシンプルなものか、大陸の香りをどことなく感じる大胆で極彩色の豪放華麗なものが特に需要が高いです。

3. 有田焼の歴史

有田焼の歴史は伊万里焼と全く同じです。有田焼の始まりも西国の他の例に漏れず、豊臣秀吉の朝鮮出兵からです。佐賀藩の藩祖鍋島氏が朝鮮から優れた陶工を連れ帰り、1616年に磁器焼造が始まったとされています。 当時は伊万里焼の中に有田焼も含まれていましたが、鉄道が発達して有田焼が独自のものとなった明治・昭和以降には優れた陶工がたくさん誕生し、「有田焼」の作品としての評価も非常に高くなっています。

4. 有田焼の代表作

「染付松竹梅文徳利」東京国立博物館蔵 「色絵飛鳳文輪花鉢」　東京国立博物館蔵

5. 有田焼の買取査定ポイント

• 江戸時代など古いのものだと高額査定
• 「初期伊万里」「古九谷様式」「柿右衛門様式」「金欄手様式」で評価アップ
• 磁器は古いものの方が評価される可能性が高い。
• 作者が分かり、作陶された窯が分かると高評価
• 作者の知名度も重要。名工や人間国宝の作であれば最近のものでも高額査定
• 十二代酒井田柿右衛門の作品は高評価
• 汚れ・欠け・割れなどがないか。
• 付属品の有無　箱に銘が書かれていたり、著名人による一筆や説明文などが一緒に残っていると査定額アップ

6. 有田焼の取引相場価格

有田焼の取引相場は、1万円から数十万円と幅があります。例えば、金襴手様式の古伊万里の角壺・共箱付で本物と鑑定されると50万円を優に超えます。また、明治から昭和初期の名工・十二代酒井田柿右衛門の有田焼の壺には80万円ほど値がつくこともあります。

7. 有田焼の買取についてのまとめ

有田焼というと、途中まで伊万里焼とまとめられていたため、歴史が浅いように感じる方もいるかもしれませんが、１７世紀初期から続く伝統的な窯です。伊万里焼とされている時代のものも、有田焼として独立してからも名作がたくさん存在します。鑑定には膨大な知識を持つプロの目が必要です。ご自宅に有田焼をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。