壺屋焼(つぼややき)を高価買取!陶磁器の査定ポイントを徹底解説!
1. 壺屋焼を売りたいお客様へ
壺屋焼は、沖縄県那覇市壺屋地区と読谷村周辺で焼かれる陶器です。 素朴で力強い雰囲気が最大の特徴で、器にもどっしりとした重量感があります。沖縄の風土と長い伝統に培われたどこか温かみのある焼き物が壺屋焼です。一見素朴で地味にも見える壺屋焼の中には、数十万円で取引されるものもあります。今回、壺屋焼の査定ポイントをまとめましたので、ご自宅に壺屋焼をお持ちの方はぜひご参考にされてください。2. 壺屋焼についての解説
琉球の方言で沖縄の焼き物のことを「やちむん」と呼びます。この沖縄のやちむんの代表格が壺屋焼です。壺屋焼の特徴は、庶民の日用品でありながら、美しく彩色された装飾性です。壺屋焼の名工といえば、人間国宝の金城次郎氏。氏といえば、「魚文」が有名です。2匹の魚がダイナミックに描かれた魚文は現代でも非常に人気が高く、壺屋焼といえば魚文と言われるほど。 魚文以外にも、海老や船、椰子の木など、南国沖縄らしい生き生きとしたモチーフが人気です。3. 壺屋焼の歴史
壺屋焼の歴史は、1682年、尚貞王の時代に始まります。壺屋焼は焼き物が盛んだった琉球王国の中でも随一の窯となり、琉球使節団の将軍への献上品である泡盛を入れる容器としても用いられていました。明治から大正にかけて低迷期きを迎えるも、大正の終わりにおこった民芸運動に陶工たちが触発され、再度盛り上がります。現在、壺屋焼が存在することは、この民芸運動家たちの存在が非常に大きく、彼らは壺屋焼を実用性と装飾性を併せ持った「用の美」として賛美しました。4. 壺屋焼の代表作
「カラカラ」 沖縄本島 壺屋焼 第二尚氏時代・19世紀 東京国立博物館蔵5. 壺屋焼の買取査定ポイント
- 人間国宝・金城次郎作の場合超高額査定の可能性あり。
- 魚文・海老文は高額査定の可能性あり
- 陶磁器は古いものの方が評価される可能性が高い。
- 作者が分かっていたり、作陶された窯が分かると高評価
- 作者の知名度も重要。名工や人間国宝の作であれば最近のものでも高額査定
- 汚れ・欠け・割れなどがないか。
- 付属品の有無 箱や説明文などが一緒に残っていると査定額アップ
6. 壺屋焼の取引相場価格
壺屋焼の取引相場は、数千円〜1万円程度です。ただ、人間国宝・金城次郎の作品は非常に人気が高く、魚文や海老文の大皿で40万円前後の価格がつくことがあります。また魚文の壺も人気が高く、十数万円の値がつくことも珍しくありません。7. 壺屋焼の買取についてのまとめ
壺屋焼は、実用性と装飾性を兼ね備えた、「用の美」を体現する沖縄の焼き物です。一見素朴な焼き物に見えますが、描かれているものは沖縄の海を彷彿とさせる生き生きとした魚や海老。人間国宝の金城次郎の作品であれば、数万円以上の値がつきますが、魚文は今でも非常に人気が高い図柄で絶えず制作されているため、それが金城氏のものであるかを鑑定する必要があります。 ご自宅に壺屋焼をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。品物の取引相場価格を検索
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