花瓶(かびん)を高価買取!仏具の査定ポイントを徹底解説!

1.花瓶(かびん)を売りたいお客様へ

お仏壇にお供えする際に必ず使用する花瓶。仏教にとってお花は故人を供養する心を表す重要な供養具とされています。そのお花を入れる花瓶も、香炉や燭台と共に「三具足」ト呼ばれ、重要な仏具として扱われています。日本で一般的に使用されるようになってのは、仏壇が各家庭に置かれるようになった7世紀頃だとされています。現在ではお仏壇合わせられるように様々なサイズやデザインがあります。

2.花瓶(かびん)についての解説

花瓶は「花立」とも呼ばれ、お仏壇にお花を供える際に使用する花器の事です。通常は一対で使用されます。古来では陶器や銅などで作られていましたが、現代では手入れのしやすいアルミや真鍮、スレンレスなどが人気の素材です。デザイン性を求める方には、純銀・純金の花瓶などもあります。サイズも仏壇に合わせられるように、直径5cm~40cmと豊富に揃っています。

3.花瓶(かびん)の歴史

花瓶は仏教においてとても重要な役割を担っていました。香炉と燭台と合わせ「三具足」と呼ばれ、仏の供養に欠かせない仏具でした。いつ頃伝来したのかは定かではありませんが、日本の一般家庭で使用されるようになったのは685年の天武天皇の勅令からだと言われています。この「諸国の家ごとに仏舎をつくり、そこに仏像や経典をおいて礼拝供養せよ」いう勅令のもとに仏壇が一般的になり、その時に三具足の一つである花瓶も広まったとされています。

4.花瓶(かびん)の代表作や作者

  • 鹿児島県志布志市    田中家の仏具一式(市指定文化財)
  • 願成寺(岐阜県)    華瓶及閼伽桶(重要文化財)
  • 相馬妙見歓喜寺(福島県)銅製華瓶(有形文化財)

5. 花瓶(かびん)の買取査定ポイント

花瓶の買取査定のポイントでまず挙げられるのはその素材です。純金や純銀で作られたものは高額査定が付きやすくなっています。また花瓶の場合は対になっているかというのも重要なポイントです。そして細かな装飾が施されているものも人気があります。 代表的な査定ポイント
  • 状態は良好か
  • 製作年代がはっきりしているか(証明書などあると尚良し)
  • 素材は何で出来ているか
  • 細かな装飾が施されているか
  • 対になっているか

6.花瓶(かびん)の取引相場価格

花瓶の買取相場は約1万円~2万円前後です。対になっているものは人気があります。また出処がはっきりしており、精巧な装飾が施されているものはこれより高値がつきやすい傾向にあります。その中で純金や純銀のものは飛び抜けて高く、数十万円の値がつくこともあります。

7.花瓶(かびん)の買取についてのまとめ

現代でも日常的に使用され身近な仏具である花瓶。香炉や燭台と合わせ「三具足」と呼ばれ、仏事に欠かせない重要な仏具でした。一般家庭では仏壇の普及と共に7世紀ごろから飾られるようになりました。供養の心を表すお花を飾るものとして古来より重要視されています。しかしよほど高価な金属でできていない限り、仏具においての花瓶はあまり高額での取引されていません。陶磁器などの花瓶であれば、床の間にや箪笥の上など家庭で飾ることができるので高めの買い取り価格になることあります。