念珠(ねんじゅ)を高価買取!仏具の査定ポイントを徹底解説!
1.念珠(ねんじゅ)を売りたいお客様へ
仏事の際には多くの方が使用する念珠。日本へは仏教の伝来と共に伝わったとされています。しかしその当時はまだ庶民の間では一般的ではありませんでした。現在のように一般の方も使う様になったのは鎌倉時代以降とされています。「数珠」と同じものを指しますが、お坊さんが仏事の時に使うものを念珠と呼び分けることもあります。元々は「数珠に念を込めた」ものと言う意味から念珠と呼ばれるようになりました。女性用と男性用があり、それぞれ宗派や個人の好みにより使い分けます。2.念珠(ねんじゅ)についての解説
念珠は宗派により様々な形があります。一般的に知られる8つの宗派の中でも更に細かくわけられています。その中で人間の煩悩の数と言われる108個の珠からできたものを正式念珠、珠の数を減らしたものを略式念珠といいます。現代ではこの略式念珠が一般的で、宗派を問わず使える念珠となっています。男性用と女性用に分かれており、女性用の方が珠が小さめとなっています。3.念珠(ねんじゅ)の歴史
念珠の歴史は古く、お釈迦様が生まれる前には既に存在したとされます。そんな念珠が日本に伝来したのは、仏教の伝来と同時だと言われています。文献で初めて念珠の存在が確認されたのは、743年の法隆寺の資材表です。当時はとても貴重なもので、ごく一部の者にしか手に入れないものでした。今のように一般庶民の間に普及したのは17世紀ごろとされています。4.念珠(ねんじゅ)の代表作や作者
- 東京国立博物館蔵(東京都) 琥珀念珠(国宝・重要文化財)
- 東京国立博物館蔵(東京都) 金剛子念珠(国宝・重要文化財)
- 興福寺(奈良県) 水晶念珠玉(国宝)
5. 念珠(ねんじゅ)の買取査定ポイント
現代では手に入りにくい材料で作られているものは高額査定が付きやすくなっています。たとえば香木や琥珀などです。また保存状態が良く、製作年代が分かっているなどの骨董品の査定ポイントは念珠の買取でも重要です。 代表的な査定ポイント- 材料は何か(香木や琥珀などの珍しい素材だと高値の可能性大)
- 保存状態は良いか
- 制作年代が分かっているか(証明書などあると尚良し)
- 箱や袋などが揃っているか
6.念珠(ねんじゅ)の取引相場価格
現代での材料に使用されている天然石や木製のものは、数千円から1万円前後です。象牙や琥珀、香木などの珍しい材料で作られているものは10万円前後の値がつくこともあります。また製作年代が古く、出処がはっきりしていればもっと高値になる可能性もあります。7.念珠(ねんじゅ)の買取についてのまとめ
とても身近な仏具である念珠。その歴史は古く、お釈迦様が誕生する以前から存在したとされています。日本に伝わったのは仏教伝来と同時の飛鳥時代で、一般庶民が使用するようになったのは鎌倉時代からです。様々な素材から作ることができ、自分だけの念珠を作ることもできます。特に珍しい素材で作られており、保存状態が良いものなら高額査定がつきやすくなっています。また製作年代が古く、それを証明する書類があれば更なる高額査定の可能性もあります。品物の取引相場価格を検索
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