上村 淳之(うえむら あつし)を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.上村 淳之を売りたいお客様へ

上村淳之は1933年に生まれた日本画家です。祖母が上村松園、父が上村松篁と三代続けて画家・芸術院会員となりました。父と同じく花鳥画や動物画を得意としています。2013年に文化功労者となりました。上村松園・松篁・淳之三代の作品を展示している松柏美術館の館長を務めています。 独自の緊張感のある空間表現を得意とする画家であり、得意とする花鳥画は特に人気の作品となっています。

2.上村 淳之(うえむら あつし)についての解説

上村淳之は1933年京都市に生まれました。祖母が美人画の上村松園、父が花鳥画の上村松篁という家系に生まれたからかなのか定かではありませんが、自身も画家への道を歩み始めました。1959年に京都市立美術大学専攻科を修了。大学在学中から、京都日本画展などで入選を重ねるなど才能を発揮していました。1980年に創画会賞を受賞。翌年に創画会会員となりました。 親子三代の作品を展示する松柏美術館の館長をつとめながら、上村淳之のアトリエには約1,600羽の数の鳥が飼育され、今もなお毎日スケッチを欠かさないといいます。

3.上村 淳之の歴史

上村淳之は1933年京都市に生まれました。1956年、京都市美術大学在学中に新制作協会展初入選。1981年に創画会会員となり、1984年に京都市立芸術大学教授となりました。 1992年に京都市文化功労賞を受賞。1997年からは京都市立芸術大学美術学部長となり、99年には副学長となりました。 2005年に京都市学校歴史博物館館長となり、同年全日本学士会アカデミア賞を受賞しました。2013年には文化功労者に選出。現在でも自身のアトリエである「唳禽荘(れいきんそう)」 にて作品を描き続けているとされます。

4.上村 淳之の代表作や作者

「四季花鳥図」 「月に」 「夕日に」

5.上村 淳之の買取査定ポイント

まずは上村淳之の真作であるかどうかが大きなポイントとなります。上村淳之の作品は人気が高く多くの複製なども作られています。そのため真作と証明できる鑑定書があれば、査定額が高くなるでしょう。 また保存状態が良いか、箱があるかなども査定のポイントとなります。
  • 上村淳之の真作かどうか(証明書や鑑定書があれば良し)
  • 保存状態は良好か
  • 大きさはどれくらいか

6.上村 淳之の取引相場価格

上村淳之の作品はほとんどが収蔵品のため、市場に出回ることはほとんどないとされています。しかし人気の題材はリトグラフでも作られており(限定200部など)その内の一部であるとの証明(箱書きなど)があれば約25,000円ほどです。 木版画でも約15万円の値がついていますので、もし真作の一点ものの作品であるならば、更なる高額査定になるでしょう。

7.上村 淳之の買取についてのまとめ

親子三代が画家という道を歩むこととなった上村淳之。そして三代続けての芸術院の会員でもあります。現代では親子三代の作品を展示する松柏美術館の館長を務めています。彼の描く花鳥図は透明感がありながら、緊張感のある余白もあり見るものを絵の世界へ魅了していきます。84歳となった今でもアトリエで鳥たちと共に暮らし、その姿を描き続けています。 そんな上村淳之の作品は多くの人が求めるためリトグラフでも販売されており、掛け軸では数万円の値がついています。