花瓶(かびん)を高価買取!華道具の査定ポイントを徹底解説!

1. 花瓶を売りたいお客様へ

花瓶は切花を挿す目的で使用される容器です。一般的には置物として使いますが、壁にかけて使用する掛け花瓶というものもあります。花瓶の形や材質は多種多様に渡り、いけられた花を良く見せるようにデザインされています。 花瓶の構造は人体に例えられ、底を脚、銅、上部を方、花瓶の径を首、花を挿しこむ部分を口といいます。一般的に陶磁器や金属などがよく用いられます。 花瓶の中には豪華絢爛なものもあり、美術品としても人気があります。

2. 花瓶についての解説

花瓶は花を挿すための道具です。陶磁器、金属、ガラスなど様々な材質で作られており、形にも色々なものがあります。そのため同じ花でも別の花瓶にいければ全く違う印象を与えることができます。いずれも挿した花が美しく見えるようにデザインされています。 花瓶の構造はよく人体に例えられています。花瓶の底は足、その上に銅、肩、首、口といいます。しかし花瓶の形は多種多様なため、全てがこれに当てはまるとは限りません。中には首と銅の境目がない花瓶も存在します。 また中には花瓶それ自体が芸術作品としてデザインされているものもあります。

3. 花瓶の歴史

花瓶はもとは仏教の儀式で使われていました。日本へは仏教と共に伝来し、香炉・燭台と並んで三具足とされています。これは仏の供養のためには欠かせない道具でした。仏具としての花瓶は、首や銅に紐飾りが施されているものが多くあります。 また浄土真宗では、花瓶を「花鋲(けびょう)」と呼び、一対で使用する小型の武具となっています。これには花ではなく、水を入れ樒を挿して供えるものでした。 また華道の他、茶道においても「花入れ」があり、茶室を飾り華やかさをもたせる意味で使用されています。

4. 花瓶の代表作や作者

  • 青磁花瓶(せいじかびん)    南宋時代
  • 飛青磁花瓶(とびせいじかびん) 南宋~元時代
  • 金銀象嵌環付花瓶(きんぎんぞうがんかんつきかびん) 1877年頃

5. 花瓶の買取査定ポイント

まずどの時代の誰の作品であるかが重要です。保証書や鑑定書があれば尚良いでしょう。またどんな細工が施されているか、保存状態はどうかなども大切な査定ポイントとなります。 代表的な査定ポイント
  • どの時代の誰の作品であるか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 作者の署名(印・銘)があるか
  • 保存状態は良好か(汚れがない、破損していない、箱が残っているかなど)
  • どんな素材で作られ、どんな装飾が施されているか

6. 花瓶の取引相場価格

花瓶は作者が制作年代、保存状態などで値段が大きく異なります。 例えば陶芸家の加守田章二作「壺」には約300万円の値がついています。これは無傷完品であり、とりわけ貴重な「作品集掲載実物作品」であるため、高値がついています。 また天皇家からの下賜品である「菊御紋章入 金銀象嵌龍鳳図唐金花瓶一対」は約150万円です。こちらは直径18cm×高さ32.5cmで、美品、由来がはっきりしている品です。 このように有名作家の手によるものや、由来がはっきりしているものは高値がつきやすくなっています。

7. 花瓶の買取についてのまとめ

花瓶は切花をいける際に使用する道具です。耐水性のある陶磁器、金属、ガラスなど様々な材質から作られています。壁に書けるものは掛け花瓶、小型のものは一輪挿しと呼びます。花瓶は挿した花の印象を左右する大事な要素であり、華道においては重要視されてきました。 もし有名作家の手による作品であれば高額査定の可能性もあります。