村上隆(むらかみ たかし)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.村上隆を売りたいお客様へ

村上隆は、日本を代表する現代美術家です。絵画作家としてだけではなく、映画監督として活躍したり、若手アーティストのプロデュースを行ったりするなど幅広く活躍しています。浮世絵や本阿弥光悦や神坂雪佳などを代表する琳派からの影響や、日本のオタク文化やサブカルチャーの影響を自らの作品に反映させています。海外で高く評価されている村上隆ですが、国内でも彼の芸術は評価されており、2016年には第66回芸術選奨文部科学大臣賞(美術部門)を受賞しました。

2.村上隆についての解説

日本画の博士課程を修了している村上隆。村上隆の作品は漫画やアニメを現代美術に解釈したものに過ぎないといわれることもありますが、彼の作品はオタク文化だけではなく日本美術にもインスパイアを受けているといえるでしょう。特に、大和絵にルーツを持ち、華麗で装飾的な表現方法を全面に押し出した琳派は、村上隆の作品の表現技法に影響を与えました。ルイ・ヴィトンやカニエ・ウェストとのコラボで世界的に注目を集めた村上隆は、芸術を金儲けのツールにしているなどと批判されることもあったようです。しかし、彼の作品から滲みでるエネルギッシュで斬新な表現力は観る者を圧倒し、村上隆の才能を嫌でも思い知らされるでしょう。

3.村上隆の歴史

村上隆は、1962年に東京都で生まれました。アニメ好きが高じてアニメーターになるのが夢でしたが、東京藝術大学美術学部日本画科に入学して日本画を学びます。結局、首席ではなく次席での卒業となったため、日本画の道はあきらめて現代美術家としての道を歩みはじめることになりました。1998年には、カリフォルニア大学ロサンゼルス校美術建築学部の客員教授に招かれ、同時にポップな作品を次々と制作していきます。六本木ヒルズのキャラクターや有名ブランドとのコラボを手掛け、2008年には米誌「タイムズ」の世界で最も影響のある100人に選ばれました。

4.村上隆の代表作品

「五百羅漢図」2012年 「たんたん坊」 「プラネット66」 「ジェリーフィッシュ」 「66星人の夏休み」

5.村上隆の買取査定ポイント

村上隆の作品の買取査定ポイントは、真作であるかどうか、人気のある作品であるかどうかという点にかかっているといえるでしょう。村上隆のポップな作品は模倣しやすく、贋作が出回っている可能性があります。以前、村上隆の作品として出品されたオークションアイテムがあり、本人自らその出品アイテムが贋作であると指摘が入るという事例がありました。そのため、村上隆の作品を売ろうと考えているのであれば、真作保証ができるかどうかが査定額を左右することを覚えておくと良いでしょう。
  • 真作かどうか
  • 人気のある作品か

6.村上隆の買取相場価格

村上隆の買取相場価格は、約3万円から100万円ほどとなっています。作品の種類によっても買取価格は異なりますが、村上隆のポスター「Flower Ball RED」はおよそ100万円で取引されました。10枚セットになったこちらのポスターは、村上隆が率いる有限会社カイカイキキを通して新品1枚18万円で販売されているアイテムです。また、版画「天国に一番近い島のお花達」は100枚限定の作品で、22万円で取引されました。こちらの作品は、シリアルナンバーと画家のサインが付いており、新品同様の保存状態の作品です。

7.村上隆の買取についてのまとめ

村上隆の作品は時として批判を受けることがありますが、それも人気絵画作家たるゆえんでしょう。どんな作品を発表しているにしろ、彼の独特な世界観と作品は唯一無二で現代日本アートを代表する芸術家として世界的に認められています。村上隆の作品を売却しようと思っている場合には、真作保証できるかどうかがポイントになるでしょう。