中島潔(なかしま きよし)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.中島潔を売りたいお客様へ
中島潔は、昭和から平成にかけて活躍している絵画作家です。日本画家としてだけではなく、絵本作家やイラストレーターとしても知られています。独学で絵を学んだ中島潔は、日本画壇で異彩を放つ画家としての地位を築き上げました。「いのちの無常と輝き」を表現することを終生のテーマとしており、郷愁を誘う作品で高く評価されています。源氏物語や金子みすゞの世界を情感たっぷりに描いた作品は特に人気が高く、多くの人々に親しまれています。2.中島潔についての解説
ノスタルジーあふれる作品で人気を博している中島潔。子どもの頃、故郷を離れたときの悲しい思い出が彼の絵を描く原点となっています。伝統的な日本画家というよりは、日本画風のイラストを得意とするイラストレーターという印象を受ける方もいらっしゃるのではないでしょうか?どこか悲しげな顔をした子どもたちが描かれた童画は、童話の挿絵にぴったりです。しかし、中島潔の作品は、日本画を描くときに用いられる岩絵具が使用されています。日本画の伝統とは無縁といわれている中島潔ですが、清水寺成就院に46枚の襖絵を奉納したり、六道珍皇寺に絵を奉納したりするなど、日本画家としても活躍しています。3.中島潔の歴史
1943年、中島潔は満州に生まれます。1歳のときに佐賀県へ戻り、1961年には佐賀県立唐津西高等学校を卒業しました。父親への反発の気持ちから家を出て、仕事をしながら独学で絵を学びます。1971年にはフランスに渡り、半年間パリで絵を学びました。1982年、みんなのうたの「かんかんからす」のイメージ画を担当したことをきっかけにブームが起こり、初の個展を開きます。1987年には、ボローニャ国際児童図書展でグラフィック賞を受賞しました。その後、パリや北京で個展を開き、海外での人気も高まっていきます。2010年には清水寺成就院、2015年には六道珍皇寺に絵を奉納しました。4.中島潔の代表作品
「雨地蔵」 「夏のバス停」 「青いマフラー」 「秋あかね」 「トビウオ」5.中島潔の買取査定ポイント
独特な雰囲気の絵を描く中島潔の作品の買取査定ポイントは、保存状態の良さと人気のある作品かどうかという点です。中島潔の作品には、童画・女性画・金子みすゞなどのカテゴリーがあります。特に子どもたちを描いた童画は世間的に知名度も高く、人気のあるカテゴリーの作品です。もちろん、中島潔のコアなファンには童画よりも、繊細な雰囲気の女性画や金子みすゞの世界観を描いた作品のほうが人気の場合もあるでしょう。いずれにしても、作品の保存状態の良さが査定時の重要ポイントになります。- 保存状態は良いか
- 人気のある作品かどうか
6.中島潔の買取相場価格
中島潔の作品の買取相場価格は、約2万円から14万円ほどです。リトグラフである「ほのかな愛」は、14万円で取引されました。こちらの作品は限定300部のもので、保存状態が良好な状態で出品されていました。中島潔の直筆サインがあり、真作証明済みの作品だといえるでしょう。さらに、同じくリトグラフである「夏の色」は、13万円で取引されました。1997年制作の作品であるこちらの作品は、黄袋・タトウ箱付き、そして真作証明済みの状態で出品されました。7.中島潔の買取についてのまとめ
中島潔の作品は、国内を中心に人気があります。熱心なコレクターが存在するため、中島潔の作品を売却するのは難しくはないでしょう。査定額をアップさせたいと思うなら、作品の保存状態には気を配っておきましょう。また、作品購入時に付いてきた黄袋やタトウ箱なども捨てずにきちんと保管しておくことをおすすめします。査定時に付属品を提出することにより、査定額をアップさせることができるでしょう。品物の取引相場価格を検索
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