難波田龍起(なんばた たつおき)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.難波田龍起を売りたいお客様へ
難波田龍起は洋画の絵画作家で、幾何学的な構成の抽象画作品を制作しました。抽象表現を用いて制作される、詩人的な抒情性をたたえた作品は高く評価されています。難波田龍起は日本現代絵画史において新たな抽象絵画の道を切り開き、深い精神性を示した作品を作りました。油彩作品だけではなく、銅版画などの版画作品も精力的に制作した難波田龍起は、1996年に文化功労者に選ばれました。2.難波田龍起についての解説
高村光太郎との出会いがきっかけで、芸術の道を歩み始めた難波田龍起。川島理一に師事しますが、ほぼ独学で絵を学びました。色や形にこだわった難波田龍起は、西洋にはない日本的な抽象画を確立します。難波田龍起の作品を見た高村光太郎は、「彼の作品の色調には触覚が感じられる」と述べました。多くの色を使うことで、画面から浮かび上がるかのような生命力を持った作品は、難波田龍起の特徴だといえるでしょう。作品を見る人の空想力を掻き立てる難波田龍起の抽象画は、これからも色褪せることなく人々を魅了し続けるでしょう。3.難波田龍起の歴史
1905年、難波田龍起は北海道に生まれますが、翌年には家族で東京に移り住みました。近所に住んでいた高村光太郎のアトリエを訪れるようになり、大きな影響を受けます。1926年、早稲田大学政経学部に入学しますが、大学を中退して絵画制作を行うようになりました。1929年、国画会に出品した作品が初入選します。1935年にはフォルム、そしてその2年後には自由美術家協会の結成に参加しました。1950年以降、日本アンデパンダン展をはじめ、数々の展覧会に作品を出品します。1995年には北海道新聞文化賞受賞、翌年には文化功労者として顕彰を受けました。4.難波田龍起の代表作品
「生物的形象A」 「生成の詩A」 「人と自然の形象A」 「人と自然の形象B」5.難波田龍起の買取査定ポイント
難波田龍起の作品の買取査定ポイントは、真作かどうか、そして作品の保存状態の如何にあるといえます。絵画作品の愛好家の中には、経年による劣化すら作品の味わいを深めると考える人も存在します。しかしながら、買取査定になると作品の保存状態が査定額を大きく左右します。基本的に、どんな作品であれ保存状態の良いものは査定額にそのことが反映されます。そのため、難波田龍起の作品を売ろうとお考えなのであれば、作品の保存状態に気を配っておく必要があるでしょう。油彩作品はカビや変色のほか、絵具のひび割れなどが起こりやすく、作品を保管する環境に気をつけなければなりません。- 保存状態は良いか
- 真作かどうか
6.難波田龍起の買取相場価格
難波田龍起の作品の買取相場価格は、約3万円から40万円となっています。難波田龍起の油彩画作品「風景」は、34万円で取引されています。この作品は保存状態が概ね良好な状態で出品されていました。また、タトウ箱と黄袋付き、そして作品画面右下と裏面にタイトルとサインが施されています。さらに、塗り重ねられた青色が美しい「青の空間」と題された作品は、水彩画ですが難波田龍起らしさに溢れた作品となっています。この作品は約18万円で取引されており、保存状態が良く、黄袋付きで出品されていました。7.難波田龍起の買取についてのまとめ
色彩や質感にこだわった難波田龍起は、近代日本の抽象画の新たな境地を拓いた絵画作家です。詩の才能にも恵まれた難波田龍起は、詩のように美しく、表現力溢れる絵画を描きました。日本的な表現方法で、西洋にはない抽象画として人気の高い難波田龍起の作品は、市場需要が高く、保存状態の良い真作であれば高額で取引されるでしょう。品物の取引相場価格を検索
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