岡本太郎（おかもと　たろう）を高価買取！絵画作家の査定ポイントを徹底解説！

1．岡本太郎を売りたいお客様へ

岡本太郎は、日本を代表する絵画作家の一人です。絵画に限らず、立体造形や建築作品、そして書など、あらゆるアート分野においてマルチに才能を発揮した人物でした。メキシコ壁画運動から影響を受けたといわれており、重く濃厚で圧倒的な存在感を放つ作品を制作しました。また、ルーマニア出身の宗教学者であるミルチャ・エリアーデのシャーマニズム論にも影響を受けており、モザイク・タイル画の「太陽の神話」など、その影響を色濃く反映する作品も多く制作しました。

2．岡本太郎についての解説

エネルギッシュな作品を発表し続けた岡本太郎ですが、その作品は確かな技法に基づいて制作されました。岡本太郎は芸術家一家に生まれたため、「なぜ絵を描くのだろう」と疑問に思いながらも川端画学校に通い、東京美術学校に進学します。また、フランスに渡った際にも現地で絵を学びました。確かな技術を習得した岡本太郎ですが、ヨーロッパや欧米文化の模倣にすぎない芸術作品を制作することをよしとしませんでした。岡本太郎は「芸術は美しいものや心地よいものではなく、不快感などを含めて見る人を引きつけて圧倒することである」と述べ、人を圧倒するかのような作品作りに励みました。

3．岡本太郎の歴史

1911年、岡本太郎は、岡本一平とかの子の長男として東京に生まれます。1930年に父母についてフランスに渡った岡本太郎は、大学で哲学や民俗学などを専攻しながら数々の芸術活動に参加します。1940年に帰国し、翌年には第28回二科会に出品して二科賞を受賞しました。兵役・復員後、「夜の会」を結成して前衛美術運動を行い、1951年には戦後に制作した作品を集めて初の個展を開きます。精力的にさまざまな芸術活動を行う岡本太郎でしたが、1970年には高さ70メートルにも及ぶ「太陽の塔」を制作し、大阪万博テーマ館のプロデュース等も行いました。

4．岡本太郎の代表作品

「傷ましき腕」1936年 「明日の神話」1968年 「若い太陽の塔」1969年 「太陽の塔」1970年 「黒い太陽」1979年 「疾走する眼」1992年

5．岡本太郎の買取査定ポイント

絵画やモニュメント制作だけではなく、デザインやロゴなどの仕事も請け負っていた岡本太郎。多彩な才能を発揮した天才・岡本太郎の作品の買取査定ポイントは、真作かどうかにあります。絵画やオブジェなど、インパクト大の強烈なパンチの効いた作品が多いものの、知名度が高い絵画作家でかなり多作なだけに贋作が作りやすいといえるでしょう。画集に載せられている作品の中でも特に知名度の低い作品の贋作が多く出回っているといわれていますから、岡本太郎の作品の高額買取を希望しているのであれば、真作証明が必要になります。

• 真作かどうか
• 保存状態は良いか

6．岡本太郎の買取相場価格

岡本太郎の作品の買取相場価格は、約1万円から50万円ほどとなっています。岡本太郎のオブジェ作品「未来を拓く」は、約22万円で取引されています。真贋は不明ですが、こちらの作品は時計の動作も確認済みで保存状態が良い作品です。また、リトグラフの作品「犬」はユーモラスな作品ですが、こちらはおよそ23万円で取引されています。この作品はタトウ箱付きで真作証明済みの作品として出品されました。

7．岡本太郎の買取についてのまとめ

岡本太郎は知名度も高く、その芸術性も高く評価されている絵画作家です。そのため、岡本太郎の作品の売却は難しくはないでしょう。ただし、スムーズに、かつ高額で売却するには真作証明が欠かせません。真作証明するためにも、査定に出す前にまず鑑定に出しておくことをおすすめします。真作だと証明されたものであれば、高額査定を期待することができるでしょう。