嶋本昭三(しまもと しょうぞう)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.嶋本昭三を売りたいお客様へ
嶋本昭三は、大阪生まれの絵画作家です。前衛芸術家として、具体美術協会の設立に参加しました。既存の概念を打ち破り、さまざまな素材と技法を用いて作品を制作する具体美術の中でも、嶋本昭三のパフォーマンスアートは特異なものとして知られています。塗料の入ったビンを投げて絵画を制作したり、クレーン車を使って塗料を落下させて絵画を制作したりするなど、話題性の高いパフォーマンスで有名です。奇抜なスタイルと豊かな発想から生まれる嶋本昭三の作品は、海外でも高い評価を得ています。2.嶋本昭三についての解説
絵を描く道具として筆を選ばず、さまざまな手法で芸術を形にした嶋本昭三。「芸術とは人を驚かせること」だと主張した嶋本昭三は、絵具などの塗料が詰まったビンを高所から投げて絵画を制作するビン投げの手法、そして絵具の詰まった鉄パイプをガスで爆発させる大砲絵画の手法など、あっと人を驚かせるような方法で芸術にアプローチしました。誰にも真似できない芸術スタイルを追求した嶋本昭三は、1998年にロサンゼルスで開かれた「戦後の世界展」において世界四大アーティストの一人に数えられました。3.嶋本昭三の歴史
1928年、嶋本昭三は大阪に生まれます。関西学院大学文学部に在籍中に抽象絵画に目覚め、吉原治良に師事します。1954年には、吉原治良が中心になって起こした具体美術協会の創立に参加し、独創的なパフォーマンスで作品を制作しました。1975年には、アーティスト・ユニオンの結成に参加しました。メールアートをはじめ、国内外で多くのアートプロジェクトに参加し、世界的に有名になります。この頃からメールアートをはじめ、国内外で多くのアートプロジェクトに参加していきました。世界各地の具体展でパフォーマンスを行うと共に個展も積極的に開き、具体芸術を世界に知らしめる役割を担いました。4.嶋本昭三の代表作品
「穴の作品」 「この上を歩いてください」 「あと雪舟」1992年 「ガラス・ヘッド・アート」5.嶋本昭三の買取査定ポイント
嶋本昭三の作品の買取査定ポイントは、真作かどうかという点にあります。具体美術の中心的アーティストとして活躍した嶋本昭三は高く評価されています。そのため、贋作が出回っている可能性があるといえるでしょう。基本的に、激しいアクションを伴うパフォーマンスアートを制作した嶋本昭三の作品は大きな作品が多いため、小品は少ないという特徴があります。また、嶋本昭三の作品が美術品買取市場に出品されることは珍しく、真贋の見極めが困難な場合もあるでしょう。もしも、嶋本昭三の作品を売却しようと思っているのなら、真作であると証明できることが重要になります。鑑定書のほか、作品の購入時に付いてきた付属品の有無も査定を左右しますから、査定時には付属品まで揃って提出するようにしましょう。- 真作かどうか
- 鑑定書などが付いているか
- 付属品は付いているか
6.嶋本昭三の買取相場価格
嶋本昭三の作品の買取相場価格は、アクリル作品であれば50万円から70万円ほどといわれています。オークション市場に出回ることが少ない嶋本昭三の作品だけに、真作であれば数十万以上の価値はあると考えることができるでしょう。嶋本昭三は海外で特に人気の絵画作家ですから、保存状態の良い、真作証明済みの作品なら高額査定を期待できます。7.嶋本昭三の買取についてのまとめ
具合の中心メンバーであり、圧倒的なパフォーマンスで芸術を表現し続けた嶋本昭三。具体美術のファンであれば、嶋本昭三の名前を知らない人はいないでしょう。嶋本昭三は、具体美術が再評価されている現在、これからさらに注目を集める絵画作家だといえるでしょう。品物の取引相場価格を検索
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