白髪一雄(しらが かずお)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.白髪一雄を売りたいお客様へ
白髪一雄は、戦後美術を代表する絵画作家の一人です。足で絵を描く独自の技法を確立し、晩年に至るまでこの技法によって作品制作を行いました。日本画から洋画家に転身した後は、抽象画を中心に作品を描き続けます。フランス人美術評論家のミシェル・タピエに評価されたことをきっかけに、白髪一雄の作品は国際的に高い評価を得るようになります。後に密教である天台宗に感化されますが、そのことによって彼の作品にも宗教色が濃く反映される結果になりました。2.白髪一雄についての解説
白髪一雄は、いわゆるアクション・ペインターに属する絵画作家でした。豪快で迫力のある作品は、彼の全身全霊を込めたアクションによって生み出されたものです。天井からぶら下がったロープにつかまり、足を使って絵を描くフット・ペインティングは、絵を描く過程からすでに芸術としてのアプローチがはじまっているといえるでしょう。人の真似は決してせず、自らの編み出した技法で芸術に挑戦し続けた白髪一雄は、国内・海外を問わず高評価を得ています。その証拠に、2015年に行われたパリのオークションでは、白髪一雄の2点の抽象画作品が合わせて600万ドル(約7億2,000万円)ほどで落札されました。3.白髪一雄の歴史
1924年、白髪一雄は兵庫県尼崎市で呉服屋を営んでいた家に生まれました。高校時代に絵画部に入部したことで、画家を志すようになります。家族の反対を押し切り、京都市絵画専門学校日本画科に入学しますが、卒業後に洋画家に転身します。「芸術はなにもない0からから創造すべきだ」として金山明や村上三郎らと0会を結成します。その後、具体美術協会と合流し、激しいアクションやパフォーマンスを通して作品を作ります。1962年以降フランスをはじめドイツやイタリアなど、海外でも個展を開催して高い評価を得るようになりました。4.白髪一雄の代表作品
「作品」1954年 「赤い扇」1965年 「水神」 「火精」5.白髪一雄の買取査定ポイント
国内外で人気の高い白髪一雄の作品の買取査定ポイントは、真作かどうかです。かつては知る人ぞ知る絵画作家でしたが、近年海外で白髪一雄作品が暴騰しているのをきっかけに国内でも知名度がグッと上がったのではないでしょうか。人気のある絵画作家には、贋作や模写が付き物です。ですから、白髪一雄の作品を売ろうと思っているなら、真作保証できることが大切です。査定を受けるときには白髪一雄の作品そのものだけではなく、購入時に付いてきた付属品も査定時に提出しましょう。そうすることで、査定額がアップする可能性があります。- 真作かどうか
- 付属品は付いているか
- 保存状態は良いか
6.白髪一雄の買取相場価格
白髪一雄の作品の買取相場価格は、約6万円から20万円ほどとなっています。版画作品の「江漢」「遠州」のセットは、約20万円で取引されました。直筆サイン入りとされているこちらの作品は、真作保証がなされた作品として出品されました。また、水彩画作品の「抽象画」は、10万円で取引されました。こちらの作品は特に真作保証が行われたものではありません。仮に鑑定書や真作保証できるものが付いた状態で出品されたとしたら、高額での買取取引が行われたはずだといえるでしょう。7.白髪一雄の買取についてのまとめ
白髪一雄の作品の価値は国内外問わず、非常に高いものです。海外の有名オークションでの落札が話題となり、近年では国内でも再評価されています。そんな白髪一雄の作品の売却を考えているのなら、査定時に鑑定書を付属品を揃って提出しましょう。絵画購入時に付属してきた保存用の箱や袋は、思っている以上に大切なアイテムです。そのため、それらが揃っているのはもちろん、すべてのアイテムの保存状態に気を配るようにしましょう。品物の取引相場価格を検索
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