横尾忠則(よこお ただのり)を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.横尾忠則を売りたいお客様へ

横尾忠則は、兵庫県生まれの絵画作家です。グラフィックデザイナーとして、そして美術家として活躍しながらも、小説を書いたり映画に出演したりするなど多方面で活躍しました。三島由紀夫や篠山紀信ら多くの文化人と交友があり、共に仕事をして大きな影響を受けます。インパクトのある映画ポスターや、海外ロックバンドのアルバムジャケットのデザインを担当するなどのアートワークを行った横尾忠則は、構図力と色彩感覚に優れた作家です。

2.横尾忠則についての解説

幼い頃から絵本の模写をするなど絵が得意だった横尾忠則は、ポスターやステージデザイン、グラフィックデザインを制作するようになります。抽象的な自己表現をクライアントから受注した作品中で行った横尾忠則は、徐々に日本のポップカルチャーの頂点的存在へと昇りつめます。ポストモダンという言葉がなかった時代から、すでにポストモダン然としていた横尾忠則。彼の作品には、オカルトや地球外生命体、死後の世界など彼が興味を持つあらゆるものが詰め込まれています。横尾忠則が制作したポスターは900点以上にも上るといわれており、現在も精力的に絵を描き続けています。

3.横尾忠則の歴史

1936年、横尾忠則は兵庫県に生まれます。小学校時代は漫画を描くことに熱中し、漫画を雑誌に投稿していました。16歳のときに通信教育で挿絵やイラスト描きを学び、油彩作品やポスター制作を行うようになります。1956年、神戸新聞でグラフィックデザイナーとして仕事をするようになります。その後、日本デザインセンターで働き、イラストやポスター制作に励みました。1970年には、大阪万博のせんい館パビリオンの建築デザインを担当。1972年にニューヨーク近代美術館で個展を開催し、2000年にはニューヨークADC名誉の殿堂入りを果たします。さまざまな賞を受賞した横尾忠則ですが、2012年には神戸市に横尾忠則現代美術館を開館しました。

4.横尾忠則の代表作品

「動く道路」1967年 「夢を売る妖精たち」1967年 「振動」1987年 「眼のある電車」2004年

5.横尾忠則の買取査定ポイント

横尾忠則の作品の買取査定ポイントは、作品の種類と保存状態の良さにあるといえるでしょう。ポスターやグラフィックデザイン作品をはじめ、油彩や本の装丁などの仕事も行った横尾忠則。多彩な才能の持ち主で、みなぎる創作意欲をいかんなく多方面で発揮した人物だけに、作品の種類によって買取査定額は異なるといえるでしょう。また、作品の保存状態も重要な査定ポイントになります。作品の状態が良ければ良いほど査定額はアップしますから、横尾忠則の作品の売却を検討しているのであれば、作品の保管方法に注意を払っておくことをおすすめします。
  • 作品の種類
  • 保存状態は良いか

6.横尾忠則の買取相場価格

横尾忠則の作品の買取査定ポイントは、約2万円から10万円ほどとなっています。シルクスクリーン作品である「少年マガジン」は、約9万円で取引されています。この作品は、真作証明済みのもので、わずかにヨレが見られる状態で出品されました。また、シルクスクリーンポスターの作品である「女沢正あほんだれ一代」は、約8万円で取引されました。この作品は経年劣化が見られますが、くだびれ具合がちょうど良い時代感を演出しています。

7.横尾忠則の買取についてのまとめ

優れた色彩感覚と奇抜な発想で注目を集めた横尾忠則。国内でも海外でも高く評価されている横尾忠則の作品は、市場需要が高いといえるでしょう。作品の種類や保存状態が査定額を左右しますが、熱心なコレクターが存在するため、作品そのものを売却することはそれほど難しくはないでしょう。