シンガポール陥落記念切手を高価買取!記念切手の査定ポイントを徹底解説!

1.シンガポール陥落記念切手を売りたいお客様へ

シンガポール陥落記念切手は、1942年に発行された日本の切手です。当時の日本軍がシンガポール島へと侵攻し、イギリス軍を無条件降伏させたことを記念に発行されました。少し珍しい特殊な切手の一つであり、額面が当時の他の日本切手とは異なっています。戦時中に発行された切手ですがバラのものは価値がさほど高くはなく、プレミアも付いていません。

2.シンガポール陥落記念切手についての解説

シンガポール陥落記念切手は3銭と6銭の2種類が発行された切手です。これは当時の2銭・4銭切手に寄付金分を上乗せしたもので、実際は2+1銭、4+2銭という構成になっています。絵柄には乃木希典と東郷平八郎が描かれていますが、添刷という珍しい印刷方法が使われています。

3.シンガポール陥落記念切手の歴史

1942年2月7日~2月15日にかけ、当時の日本軍とイギリス軍の間で「シンガポールの戦い」が起こりました。最終的にイギリス軍が無条件降伏しましたが、逓信省はそれを見越して早期からシンガポール陥落記念切手を印刷しており、陥落後すぐに発行されました。

4.シンガポール陥落記念切手の希少価値

シンガポール陥落記念切手は国防費が寄付金として額面に上乗せされた珍しい切手です。額面が通常の日本切手と異なっていますが、発行枚数が非常に多かったこともあり希少価値は高くありません。3銭・6銭それぞれで希少性はほぼ同一になっています。ただし、切手が連なっているシート状のシンガポール陥落記念切手であれば話が別で、業者にも高値で買取してもらえるでしょう。

5.シンガポール陥落記念切手の買取査定ポイント

業者にシンガポール陥落記念切手を査定してもらう場合、買取価格を分けるのは切手のコンディションにあります。汚れなどがあると価値が下がるので注意が必要です。一方で額面の違いはさほど考慮されず、シート状のシンガポール陥落記念切手なら高く買い取ってもらえる可能性があります。

  • 汚れや折れ、変色などが無いか
  • 額面による買取価格の違いは小さい
  • シートなら高く売れる可能性がある

6.シンガポール陥落記念切手の取引相場価格

シンガポール陥落記念切手は3銭切手と6銭切手で価値は少し異なりますが、いずれもプレミアが付くほど高値にはなりません。未使用・美品のシンガポール陥落記念切手の場合、3銭切手のオークション価値が1枚で100円、6銭切手のものでも200円程度です。取引価格はコンディション次第ですが、1枚100円前後が相場になっています。 しかし、シートのシンガポール陥落記念切手は価値も高まります。切り離されていないものであれば、1シート100枚程度は連なっていますので、1万円~2万円ほどの落札価格が見込まれます。買取でも高値が付くでしょう。

7.シンガポール陥落記念切手の買取についてのまとめ

1942年のシンガポール島制圧を記念して発行されたシンガポール陥落記念切手は、額面に寄付金が上乗せされた珍しい記念切手です。売上のうち寄付金部分に関しては、国防費に充てられたと言われており、当時の日本情勢が伺える切手とも言えます。しかし発行枚数が多い切手でもありますので、バラでは1枚100円~200円でしか売れないことに注意しましょう。