備前焼(びぜんやき)を高価買取!陶磁器の査定ポイントを徹底解説!
1. 備前焼を売りたいお客様へ
備前焼は日本六古窯の中で最も古い歴史を持ちます。備前焼は人気作家の作品だと高額買取になる可能性があります。高値がつく備前焼について査定ポイントを細かくまとめましたので、ご自宅に備前焼をお持ちの方はぜひご参考にされてください。2. 備前焼についての解説
備前焼は岡山県の備前市伊部で作られる焼き物です。茶褐色の中に緋色や白っぽい模様が生じ、1つとして同じものが存在しないのが備前焼の魅力です。備前焼は釉薬を一切使わず、1200度の高温で2週間焼き締めるため、非常に硬いのが特徴です。この手法は「無釉焼き締め」と呼ばれで現代の備前焼でも守り続けられている伝統担っています。3. 備前焼の歴史
備前市南部では、古墳時代から平安時代にかけてすでに須恵器を焼いていた形跡が残っており、この須恵器が現在の備前焼に発展したと考えられています。8世紀頃に現在の備前焼の中心である伊部地区に窯が作られ、本格的な発展が始まりました。鎌倉時代にはすでに焼き締めが行われており、備前焼の陶磁器は「落としても割れない」と評判だったと言います。室町時代から桃山時代にかけて茶道の流行とともに茶陶が発展しますが、江戸時代には茶道の衰退とともに衰えます。昭和に入ると金重陶陽によって桃山陶への回帰を求める活動が起こり芸術性が高まって人気が復活。陶陽は人間国宝隣、弟子の中からも人間国宝が生まれ、備前焼の人気は不動のものとなりました。4. 備前焼の代表作
「古備前花生」東京国立博物館蔵5. 備前焼の買取査定ポイント
- 桃山・室町・鎌倉時代のものだと高額査定
- 陶磁器は古いものの方が評価される可能性が高い。
- 備前焼の特徴である焼き締めの際に生じる模様が美しいものは評価アップ
- 作者が分かっていたり、作陶された窯が分かると高評価
- 中村六郎、金重素山、藤原啓作、石井不老などは人気作家で本物であれば査定額アップの可能性あり
- 作者の知名度も重要。名工や人間国宝の作であれば最近のものでも高額査定
- 汚れ・欠け・割れなどがないか。
- 付属品の有無 箱に銘が書かれていたり、著名人による一筆や説明文などが一緒に残っていると査定額アップ
6. 備前焼の取引相場価格
備前焼の取引相場の目安として、人気作家の中村六郎作の徳利は30万円前後の高額査定になります。金重素山の湯のみは10万円前後の査定です。作家が不明のものでも数千円から数万円の査定がつく場合があります。7. 備前焼の買取についてのまとめ
備前焼は、日本最古の窯の1つであり、長い歴史を誇ります。時代が古いものほど価値が高くなり、近現代のものでも人気作家のものだと高額査定が期待できるため備前焼の鑑定には膨大な知識を持つプロの目が必要です。ご自宅に備前焼をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。品物の取引相場価格を検索
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