薩摩焼(さつまやき)を高価買取!陶磁器の査定ポイントを徹底解説!
1. 薩摩焼を売りたいお客様へ
薩摩焼は、その名の通り旧薩摩藩である鹿児島県で焼かれる陶磁器です。「白もん」と呼ばれる、豪華絢爛な磁器と、大衆向けの雑器である「黒もん」とに別れます。2002年に国の伝統工芸品にも指定されました。焼き物の中では一般にはあまり名前が知られていませんが、骨董品好きの中では超高額で取引されることもある名品です。 薩摩焼の査定ポイントをまとめましたので、ご自宅に薩摩焼をお持ちの方はぜひご参考にされてください。2. 薩摩焼についての解説
薩摩焼は、大きく分けて2つの種類があります。クリーム色をベースに極彩色で華麗な絵柄が書かれている「白薩摩」と、真っ黒で質実剛健な雰囲気を持つ「黒薩摩」。これらはそれぞれ「白もん」「黒もん」という愛称で親しまれています。白薩摩は、白い陶土で端正に成形した後、透明軸をかけたもので、全体的に表面に細かい貫入が入っているのが特徴です。薩摩藩によってパリ万博に持ち込まれ、その豪華絢爛な魅力によって絶賛され、現在でも海外で非常に人気がある陶器です。 黒薩摩は、鉄分を多く含んだ薩摩土を使用して作るため真っ黒で質実剛健な雰囲気を纏っています。超高額査定になるのは一般的に白薩摩ですが、黒薩摩も近年の焼酎人気からじわじわと人気が出ている陶磁器です。3. 薩摩焼の歴史
薩摩焼の歴史は、文禄・慶長の役の後に、薩摩藩の島津氏が朝鮮から連れ帰った陶工である、金海、朴平意、下(べん)芳仲らの指導によって開かれたのが始まりとされています。その後、薩摩焼は現代にも引き継がれ、堅野窯、竜門司窯、苗代川窯の3つの系統となりました。 もともとは薩摩の鉄分を多く含んだシラス土壌によって作られる「黒もん」が庶民に愛用されていましたが、薩摩の火山灰を多く含んだ白土の発見によって、豪華絢爛な「白もん」が作られるようになりました。華麗な装飾が特徴の「白薩摩」は、薩摩藩御用達の高級陶器となり、現在でも非常に高額で取引されています。4. 薩摩焼の代表作
『錦手浦島太郎像』三宅美術館蔵 『人物図獅子乗大飾壷(1対)』 薩摩 19世紀後半 薩摩伝承館蔵5. 薩摩焼の買取査定ポイント
- 白薩摩の場合超高額査定の可能性あり。
- 本金彩色の豪華なものは高額査定の可能性あり
- 高さ30cm以上の白薩摩の壺が高額査定がつきやすい
- 陶磁器は古いものの方が評価される可能性が高い。
- 作者が分かっていたり、作陶された窯が分かると高評価
- 作者の知名度も重要。名工や人間国宝の作であれば最近のものでも高額査定
- 汚れ・欠け・割れなどがないか。
- 付属品の有無 箱や説明文などが一緒に残っていると査定額アップ
6. 薩摩焼の取引相場価格
薩摩焼の買取相場は2万円前後となっています。これは、白薩摩・黒薩摩も合わせて、現代で作られたものも含めた平均です。例えば、江戸時代の本薩摩焼の壺の場合、200万円以上の値がつくこともありますし、白薩摩で高額になりやすい本金彩色の壺であれば明治時代の作でも40万円ほどの価格がつきます。7. 薩摩焼の買取についてのまとめ
薩摩焼には大きく分けて黒薩摩と白薩摩がありますが、白薩摩には超高額査定がつく可能性があります。特に人気なのが、白地をベースに細かい本金彩色がされた壺です。ご自宅に薩摩焼をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。品物の取引相場価格を検索
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