仏教美術を高価買取!仏教美術の査定ポイントを徹底解説!

1.仏教美術を売りたいお客様へ

仏教美術とは、字の通りに仏教に関連する美術品で、主に「仏像」「仏画」「仏具」の3つに分類されます。 今回は、これら3つを総称しての仏教美術について、歴史を交えながら査定のポイント等についてまとめましたので、仏教美術をお持ちの方は参考にしてください。

2.仏教美術についての解説

仏教美術は先ほども申しましたように、主に仏像、仏画、仏具の3ジャンルになります。まず仏像は、皆様もお寺やどこかのお家のお仏壇で見かけたこともあるでしょう、仏様を象った像になります。 仏画は、仏像を置かない仏壇に、仏像の代わりに置かれたりしている、仏様や曼荼羅、あるいは浄土の様子などを描いた絵になります。 仏具は、一番一般的なところで言えば数珠や鐘などの、仏事に用いる道具全般です。

3.仏教美術の歴史

仏教美術は、当然ながら仏教とともに発展していきました。 紀元前5世紀の人物であるゴータマ・シッダールタが、菩提樹の下で悟りを開き、仏教として自らの教えを広め、そして沙羅双樹の下で入滅した後も、弟子たちの力によって彼の教えは広まっていきましたが、一つの問題に直面しました。今のようにSNSなどがあるわけではありませんから、言葉だけで教えを伝えるには限界があったのです。人づてでしか広まらないのでは伝言ゲームのようになってしまうわけですから、当然ですね。 そこで、仏教徒たちは、ヘレニズム文化圏で神を図画化している事を聞きつけ、自分たちも同じように「目に見えないものである信仰を目に見える形に出力する」事にしました。 そうして、仏像や仏画が生み出されていくことになったのです。ですから、初期の仏像は、ヘレニズム文化の影響を多大に受けたものになっていました。 そこから、シルクロードを渡って仏教が中国に伝わり、朝鮮半島の百済を経由して飛鳥時代の日本にも入っていき、「本地垂迹(各地の神は仏が教えを伝えるためにとった仮の姿である、という思想)」によって既存の宗教を内包するような形で、今日では世界三大宗教の一角となるまでになりました。 こうやってあちこちに伝播していく中で、徹底的に異教徒を排除または改宗させていったキリスト教と違い、柔軟に各地の宗教を取り込んでいった結果、現地の文化と強く入り混じった美術品を生み出すきっかけにもなっていきます。

4.仏教美術の代表作

日本の文化に深く根付いているだけあって、仏教美術は様々なものが現存し、また、国宝にも多くが指定されています。以下に代表的なものを紹介します。 「天寿国繍張(てんじゅこくしゅうちょう)」 中宮寺所蔵 国宝 「弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゆいぞう)」 広隆寺所蔵 国宝 「百済観音像(くだらかんのんぞう)」 法隆寺所蔵 国宝

5. 仏教美術の買取査定ポイント

  • 破損や汚れなどがないこと。
  • 来歴がはっきりしていること(近年は仏像などが寺院から盗難に遭う事が増えているので気をつけましょう)
  • 素材そのものが黒檀や絹、象牙など貴重なものであること。
  • 造形が美しく美術的価値が高いこと
等が査定が高額になるポイントとなります。

6.仏教美術の取引相場価格

仏教美術において、最も取引が盛んな仏像を例にとりますと、安価なものや現代の量産品であれば数千円程度になりますが、来歴がはっきりしていて、かつ造形の良いものだと、多少痛みがあってすら数万円、状態の非常にいい古品であれば、数百万円に至るものすらあります。 良いものは非常に高値で売買されますし、売るだけでなく購入を考えている場合でも、知らずに盗品を売りつけられたり等の危険があるため、信頼のおける業者に依頼することが重要になります。

7.仏教美術の買取についてのまとめ

仏教美術の魅力は、その地域ごとの特色のあるデザインの違いがまずひとつ有るでしょう。例えば仏像を例にとっても、日本、朝鮮半島、中国、チベット、インドなどでそれぞれ全くデザインの方向性が違い、地域ごとの空気を濃密にまとった佇まいが魅力的です。そしてそれは逆に言えば、それぞれに好みが別れやすい、ということでもあります。あなたにとっては趣味じゃない仏像が、他の誰かにとっては大変に魅力的に映ることもあるのです。ご自宅に不要な仏教美術をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。