書道具を高価買取!書道具の査定ポイントを徹底解説!
1.書道具を売りたいお客様へ
皆様は書道と言ったら、何を思い浮かべるでしょうか? 多くの人は、学校での義務教育での書道の授業を思い浮かべるでしょうか。 その時に使った道具たちこそが書道具です。 中でも、筆、硯、紙、墨の四つは、文房四宝と呼ばれ、昔から重要視されてきました。 今回はそんな書道具の査定ポイントを歴史などを交えてまとめましたので、ご自宅に書道具をお持ちの方はぜひご参考にされてください。2.書道具についての解説
書道具は、読んで字のごとく書道に使用する道具です。 具体的には、まずは先述した文房四宝。 実際に字を書く道具である筆、墨を摺るための硯、書き込むための紙、墨汁の元になる墨。 他には、書道をする際に紙の下に敷く毛氈(もうせん)や、紙の上に置いて作業中に紙が動いてしまうのを防ぐための文鎮、そしてこれらを美的かつ機能的に収納する硯箱などが一般的です。3.書道具の歴史
日本はかつて文字を持っていませんでしたが、弥生時代における中国からの漢字の流入、そして飛鳥時代での製紙技術と仏教の伝来により、写経や国家の発達による公文書の必要性により、書道文化は飛躍的に発達を遂げました。 その後、ひらがなの発明などを経て、現代の書道へと繋がっていきました。 そして、文字の実用性を保った儘、より美しく書こうと、一定の規格の中で装飾していくのが書道というもの。 文字に対して美が求められるのであれば、それらを生み出す道具に対しても美が求められるのは必然の流れでした。 結果、筆や硯、それらを収める箱にも装飾が施されるようになり、工芸技術の発達とともに、現代に残る美しい作品が生み出されるようになったのです。4.書道具の代表作
書道具のうち、骨董品として扱われるのは、消耗品である紙と墨以外の、硯や筆、そして硯箱などです。 有名な作品ですと、 八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしらでんまきえすずりばこ) 国宝 東京国立博物館所蔵 籬菊螺鈿蒔絵硯箱(まがききくらでんまきえすずりばこ) 国宝 鶴岡八幡宮所蔵 などがあります。5. 書道具の買取査定ポイント
- 傷、汚れ、破損がないこと。
- 日光による劣化(特に蒔絵などに使用される漆は日光に弱いです)がなこと。
- 素材が高級木材である黒檀や紫檀、あるいは象牙や珊瑚などであること。
- 螺鈿や蒔絵、箔押し、盛り漆、透し彫りなどの工芸的に高度な技術が施されているもの
- 硯箱の場合、製作当初の中身が入っていること。
- 製作者が名の知れた名工であり、その銘が刻まれていたり、由来がはっきりしていること。
- 現代の作品であっても、人間国宝に指定されている方の作品であること。
6.書道具の取引相場価格
道具の種類によっても違いますが、例えば紙や墨ほどではないにしても、どちらかといえば消耗品である筆などでは数百円から数千円などのものが多いですが、長く使えるぶん、本当に古いものが現存していることの多い硯や硯箱は、安くても数千円から、高いものになってくると、10万円以上にもなることがあります。 また、現代の作品でも、名工の作品であれば高値が付くことも多くあります。7.書道具の買取についてのまとめ
書道具は、かつては生活に欠かせないものでありましたが、今となっては趣味で一部の方が使う程度の需要になってしまいました。 ですが、そのぶん、いろいろな方の手元にありながら、使われずに眠ったままの作品も多くあるということでもあります。 日本には付喪神といって、大事に使われ続けた道具は神様になるという思想もありますし、物置に眠らせておくよりも、その道具の次の主人への出会いのために、捨ててしまったりせずに査定に出されてみてはいかがでしょうか?品物の取引相場価格を検索
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